ＰＴＡ活動、より良い実践へ

本紙掲載日：2020-02-03

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約２５０人が出席して開かれた第２４回延岡市ＰＴＡ研究大会

テーマに沿って意見を交わす参加者

延岡市で研究大会

◆テーマ別に意見交わす

　「応援します！あなたが目指すＰＴＡ！」をテーマに、第２４回延岡市ＰＴＡ研究大会が１月２６日、カルチャープラザのべおかと市社会教育センターで開かれた。市内の小・中学校からＰＴＡ役員約２５０人が参加。意見交換会や講話を通じ、より良いＰＴＡ活動の実践に向けたヒントを探った。

　開会行事では、主催者を代表し、市ＰＴＡ連絡協議会の清島貴光会長が「さまざまな学校や地域の体験を聞くことで、自分たちの問題を解決したり、活動の幅を広げたりすることができる。活発に意見を交わしてください」とあいさつ。

　また、来賓の澤野幸司教育長は日頃のＰＴＡ活動をたたえ、「子どもたちに深い学びを提供するためには、大人が主体的に対話をしながら考える姿勢が大切。この機会を生かしてください」と激励した。

　ＰＴＡ活動についての意見交換会では、「バザー」「運動会」「役決め」「運営」など六つのテーマに分かれて議論。それぞれの会場で５～６人ずつのグループをつくり、テーマに沿った悩みや解決策を話し合った。

　このうち「運動会」がテーマの会場では、駐車場や場所取り、喫煙・飲酒などの問題が取り上げられ、場所取りについては「順番は事前にくじで決める」「前日の準備に参加した保護者を優先する」「場所取りは地区ごとに振り分け、話し合いで決める」という対策が報告された。駐車場については「警備会社に依頼することでＰＴＡの負担が減った」との一方、「警備会社に依頼すると金銭的な負担が生じる」という意見が出されていた。

　また、ＰＴＡの役決めがテーマの会場では、「１人一役ではあるが、なかなか引き受けてもらえない。決まった係にも参加、協力してくれない人がいる」「各委員会の長、三役を決定するまでが大変」「生徒数が少ないので、すぐに役が回ってくる」などの課題に対し、「選考委員が中心になって全校に推薦者を記入するアンケートを実施。名前の挙がった人に連絡を取って決めるという方法を採っている」「希望者が多く、すぐに決まる」といった意見があった。

　この日はまた、ＰＴＡ活動に尽力した役員などの表彰があったほか、県ＰＴＡ連合会の元会長で県教育委員の高木かおるさん（都城市）が「魅力あるＰＴＡ活動を目指して」をテーマに講話した。

被表彰者・団体は次の通り。

【個人表彰】田丸寿美子（南小ＰＴＡ会長）青柳二夫（上南方小中ＰＴＡ会長）岩切秀徳（浦城小ＰＴＡ事業整備部長）佐藤征彦（伊形小ＰＴＡ会長）藤田英一（同副会長）山本温子（同）菊池綾（恒富中ＰＴＡ副会長）山田稔（岡富中ＰＴＡ会長）小野由香里（同副会長）長渡教代（旭中ＰＴＡ会長）吉高克幸（同副会長）深見美和子（同）税田瑞穂（土々呂中ＰＴＡ副会長）酒井健史（北浦中ＰＴＡ副会長）

【ＰＴＡ新聞・広報紙コンクール】最優秀賞＝東海小、東海中▽優秀賞＝川島小、東海東小、北方学園▽努力賞＝南方小、延岡中▽特別賞＝上南方小中、南中