共同生活で絆深める

ＫＥＩＫＯＤＡＮＣＥＳＣＨＯＯＬ

◆宮崎市で合宿−独自のコンテストも

　延岡市、日向市などでダンス教室を展開する「ＫＥＩＫＯＤＡＮＣＥＳＣＨＯＯＬ」（節賀恵子代表）はこのほど、宮崎市の県青島青少年自然の家で、２泊３日のダンス合宿を行った。

　同スクールは４歳から高校生までが所属。「まつりえれこっちゃみやざき」のダンス部門で連覇中のほか、エネルギッシュな振り付けと華やかな衣装で演技を競う福岡市の「ふくこい祭り」など数多くのコンテストで実績を残している。

　ただ、今年は新型コロナウイルスの影響で、すべてのコンテストが中止となったため、「意欲的にレッスンを受ける子どもたちに輝ける場を与えたい」として節賀代表が企画。感染防止対策などを考慮し、自ら場所を選定したり、保護者に十分な説明をしたりして実施にこぎ着けた。

　こうして迎えた合宿に３８人が参加。ダンスのレッスンのほか、レクリエーションやキャンプファイアなど盛りだくさんの内容で、子どもたちは共同生活やさまざまな体験を通してチームの絆を深めた。

　最終日には無観客で独自のコンテストも実施し、本番で使用するカラフルな衣装で演技。節賀代表らコーチ陣のサプライズダンスもあって会場を沸かせた。コンテストの様子はビデオカメラで撮影、後日、保護者に配られた。

　節賀代表によると、保護者からは「子どもが進んで手伝いをするようになった」「弟や妹に優しくなって面倒を見るようになった」「明らかに成長した」などの声が寄せられたといい、「想像以上に有意義な合宿になったと思う。生徒一人一人を輝かせるために、また計画したい」と話した。