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「7人で最後まで」充実感−延岡星雲

本紙掲載日:2020-07-20
8面
【2回戦・日南振徳―延岡星雲】延岡星雲は初回、黒木が左中間へ適時二塁打を放つ

県高校野球大会2020

 延岡星雲は初回の失点が響き、3年連続の3回戦進出は果たせなかった。打線は相手に引けを取らない8安打を放つも、あと1本が出ず。終始苦しい展開だったが、その中でも中軸3人が気を吐き、存在感を示した。

 初回、5球で2死を奪われてから黒田が四球で出塁。続く主戦で4番の島田は、自らが与えた5点を取り返すのに「必死だった」。初球を左前に運び、迎えた一、二塁の場面で黒木が左中間を破る二塁打で2点を返した。

 五回も2死から黒田が左前打でつなぎ、島田が差し込まれながらもしぶとく左前へ落として加点。4点差の八回は「まだ終わらせない」と、黒木がこの日2本目となる安打を放ち、好機を演出した。

 「思いっきりいけ!」「これから!」。ベンチのチームメートから檄(げき)を受け、それに打撃で応えた3、4、5番は「悔しいけど、3年生7人で最後まで野球ができてよかった」。少しの充実感を漂わせ、高校野球生活に区切りをつけた。


◇制球力磨く−若本(4回被安打0、無失点の好救援)
「意識した低めに集めることができたのはよかったが、先頭打者を2回も四球で出してしまった。今後はどんな球種でもストライクを取れるよう、制球力を磨きたい」

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