建築九州賞−お倉が浜ｋｉｄｓクリニック
本紙掲載日：2020-06-23
3面
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１９年度一般建築部門で受賞−日向
日向市財光寺のお倉が浜ｋｉｄｓクリニック（鈴木章平院長）が、日本建築学会九州支部の２０１９年度第１３回「建築九州賞」（一般建築部門）に選ばれた。県内では、第１回にＪＲ日向市駅が受賞して以来という。
建築九州賞は、九州の建築水準の発展や学会と地域社会の交流を図ることを目的に２００７年度に同支部と同沖縄支部が共催で創設。今回は住宅３５、一般建築４８の計８３作品の応募があった。
同クリニックの設計を手がけたのは、松山建築設計室（建築家・松山将勝代表、福岡県）。書類選考後、設計者のプレゼンテーションと審査員の質疑応答による２次審査を経て、住宅４、一般建築９作品を選定。現地視察などの最終審査を行い、表彰作品を決定した。
場所性と環境を反映した建築提案や時代性を踏まえた企画力、技術力、地域貢献などが評価されたという。
同クリニックは過去にも、１８年度第７回日向市景観賞（建築部門）、１９年キッズデザイン賞（主催＝キッズデザイン協議会）も受賞している。
鈴木院長は「当院がこのような賞で評価いただいたことに大変うれしく思います。私自身は建築や設計とは無縁ですが、建物が美しい街の景観の一部として、末永く地元の皆さまに親しんでいただければ幸いです」と話した。