システム開発やＤＸ推進−延岡市に進出

東京のクラウディオサステナビリティ社

　東京に本社を置きシステム開発などを手掛けているベンチャー企業のクラウディオサステナビリティ（有江和文社長）が、延岡市幸町の延岡バスセンター隣接オフィスに延岡事業所を開設することが決まり、市役所でこのほど、立地調印式が行われた。

　同社は令和３年８月に中央区銀座に創業し、企業のサステナビリティコンサルティング（永続性支援）、地域経済創生支援、デジタル人材育成などの事業を展開。従業員１１人で２０２２年度は６２９７万円の売り上げを見込む。

　延岡事業所は１０月から本格稼働し、２０２２年度６人を含め５年間で１８人の従業員を地元から採用する計画。地域企業・団体に向けたＤＸ（デジタル・トランスフォーメーション）化の支援、内部ネットワーク構築やソフト導入、システム開発、ＤＸ人材の育成など、地域に軸足を置いたサービスを提供するという。

　立地調印式には県企業立地推進局の平山文春局長と本部仁俊市議会議長も立会人として出席。読谷山洋司市長は「延岡のいろんな面をお調べいただいた上でのご決断ということで本当にうれしく思う。進出してよかったと心から思っていただけるよう、全力で応援したい」と期待を込めた。

　有江社長は、幸町のココレッタ延岡に昨春、延岡トレーディングセンターを開設したオムニバス（本社・東京、広告配信・広告代理業）の矢野茂樹前社長から紹介され、延岡進出を検討してきたことを報告。「すでに市外から進出している企業や地域の方ともＤＸ化をさらに進め、より輝きあるまちづくりの一助となれれば」と力を込めた。