夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。
スポーツで活躍した場面の写真、ステージでの発表会、さまざまな行事で新聞に掲載された写真をご家族の記念に保存されてはいかがですか?
写真は本紙記者がデジタルカメラで撮影したもので、新聞紙上では白黒でも提供写真はカラープリントです。
写真のサイズと料金は次の通りです。
▽L サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。
受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
また、事件、事故、災害、選挙、肖像権に関係する写真や本社に版権のない写真は提供できませんのでご了承ください。
写真は個人的利用に限ります。
印刷物などに用いることはできません。
写真提供サービス開始とともに、これまでの貸し出しサービスは終了します。
お問い合わせ、お申し込みは
本社(電話番号 0982-34・5000、平日は午前9時−午後5時、土曜は午前9時−午後3時)へお願いします。
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93歳のメイ・鄭さんが出版
長崎県対馬市生まれで、少女時代に延岡市に住んでいた在日韓国人2世、メイ・鄭(チョン)さん(93)=熊本市在住=の著書「オモニとクナ−母と長女−」が、文芸社(東京都新宿区)から出版された。母、呉真賛(オ・ヂンチャン)さんとメイさん自身の人生を通じて、韓国が日本の統治下にあった時代から戦後までの在日韓国・朝鮮人家族の生活、思いを伝えている。
母の真賛さんは、対馬市で炭焼きの仕事をしていた昌鉉(チャンヒョン)さんと結婚するために16歳で日本に渡り、そこで生まれたのが長女のメイ(本名孟順=メイスン)さん。オモニは韓国語で「母」、クナは「長女」の意味。
一家は、おおむね昭和11(1936)年から同20年の終戦の直前まで延岡市に住んだ。メイさんは「上田花子」の日本名で、恒富尋常小学校を経て安賀多国民学校高等科(現在の延岡中学校)を卒業。同14年に同市を襲った台風や20年6月29日の大空襲を経験した。群馬県の伯父の元に疎開するため延岡を離れた後に終戦となった。
「人一倍同情心が強く、潔癖で、そして涙もろかった」(本文より)と尊敬する母、真賛さんは肺結核のため47歳で亡くなった。メイさんは「在日韓国人1世として誠実に生きた母の生涯を記そう」と、70歳から72歳にかけてこの本のベースになる作品を執筆。当時は米国ニューヨーク市に住み、同時多発テロで崩壊したビルの黒煙を目撃したという。
本は、20年前の作品を校正して完成させた。本紙の電話取材に対し「世の中に出せる本ができてうれしい」と喜ぶ。延岡時代については「父は飲んだくれて町中でけんかしたりしていたけど、私はいい思い出ばかり。春日神社でよく遊んでいました」と振り返った。
この本は「高校生など若い人に読んでほしい」と願う。「知人の高校生に読んでもらったところ、心に届いたようでうれしかった。私は小学2年生になった途端に戦争になり、勉強ができなかった。こういう時代があったことを若い人に伝えたい」と話した。
新書判ソフトカバー、360ページ、1100円。各書店やブックサービス(電話0120・29・9625)、インターネットで注文できる。問い合わせ先は文芸社(電話03・5369・3060)。