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戦争体験、どう語り継ぐ

本紙掲載日:2022-09-10
8面
戦争体験をどう語り継ぐのかをテーマに意見を述べるハープのメンバー

宮崎市で平和の集い−中高生グループHuRP

 人権と平和を守る活動に取り組む中高生グループ「HuRP(ハープ)」(石川浩美代表、9人)の平和の集い2022がこのほど、宮崎市民文化ホールであった。約60人が参加し、県原爆被害者の会の会員による講話などを通して平和について考えた。

 平和の集いは、平和の大切さと人命の尊さを学ぶことなどを目的に開かれている。ハープのメンバーで富島高校、門川高校の生徒のほか、宮崎・高校生平和活動支援センターの会員らが参加した。

 県原爆被害者の会の会員による講話やハープの活動紹介の後、高校生メンバーが被爆者の手記などを朗読。感情豊かに読み上げられた手記や詩を聞いて、涙を流す参加者も見られた。

 戦争体験をどう語り継ぐのか、をテーマに意見交換も実施。「体験した方の気持ちを、ちゃんと伝えられるのか不安」などと打ち明けた高校生に対し、「共感することが大事」「自信を持ってほしい」などと励ます声が聞かれた。

 ハープは2014年、当時日向中学校の教諭だった仲田彰さんと在校生が組織した「日向中人権委員会」が始まり。卒業後も活動をしたいと、16年に日向中の卒業生などでつくる「日向HuRP」が発足された。県内全域の中高生の参加を目指そうとHuRPに改名し、現在は延岡青朋、門川、富島、本庄、日章学園、宮崎東、日南高校の生徒が所属している。

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