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3年ぶり対面開催−延岡市民大学が開講式

本紙掲載日:2022-09-02
3面
第66回延岡市民大学の開講式

全15回、62人が受講

 延岡市教育委員会主催の第66回延岡市民大学が1日、市社会教育センターで開講した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で一昨年度は中止、昨年度はオンライン講義だったため、開講式では3年ぶりの対面開催を喜ぶ声が多く聞かれた。

 今年度は前年より12人多い62人が受講。12月までの全15回、地元の有識者や県外からの特別講師を招き、延岡の歴史やまちづくり、健康、国際情勢、音楽など幅広い分野で学びを深める。

 開講式では主催者を代表して澤野幸司市教育長が、「コロナ禍で開催できるのか心配された方も多いと思うが、こうして対面で開催できることを喜びたい」とあいさつ。仕事などを終えた夜間から受講する意欲に敬意を表し、学びがさらに深まるよう激励した。

 引き続き澤野教育長による講話があり、読解力や説明能力、積極性などの育成に力を入れている市の教育施策について説明。その後、市民大学の運営委員らが紹介され、藤縄豊委員長(78)が「オンラインの準備もしてきたが対面方式でできてありがたい。閉講式まで維持できるように頑張りましょう」と呼び掛けた。

 延岡市民大学は「よりよい明日の社会づくり、豊かな人間性への学びの場」を基本理念として、他市町村に先駆けて1956年にスタート。受講者がこれまでに延べ7700人を超える、市内で最も伝統ある講座として歴史を刻んでいる。

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