ゴム動力カー製作などに挑戦
本紙掲載日：2022-08-02
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親子９０組がものづくり体験
科学、技術、工学、芸術、数学を総合的に学ぶＳＴＥＡＭ教育のワークショップ「小学生親子で作ろう」は７月３０、３１日、延岡市本小路の市社会教育センターであり、市内の親子計９０組がものづくり活動を通して各分野への理解を深めた。
ワークショップは、延岡市が４月に設立した一般社団法人「延岡こども未来創造機構」（代表理事・読谷山洋司市長）による事業の一環で、ＳＴＥＡＭ教育を推進するＮＰＯ法人東京学芸大こども未来研究所と連携して実施。参加親子は今回、ゴム動力カーや水力発電装置、おもちゃのロケットランチャー作りに挑戦した。
このうちゴム動力カー作りでは、同研究所の原口るみ研究員の説明で自動車の仕組みについて学んだ後、さまざまなブロックキットを使って、思い思いに作品を組み上げた。
牧町の佐藤弥生さん（４４）、之斗さん（東海東小２年）親子はオーソドックスなバンタイプに加え、三輪車やゴムタイヤを使わない仕様の車を製作。会場に用意されたコースで試走させながら、よりスムーズに動くよう車高調整などの改良に励んだ。之斗さんは「ちゃんと走ってくれたのでとても楽しかった」とにっこり。真剣な表情で試行錯誤を繰り返す之斗さんの姿に、弥生さんは「こんなに一生懸命な様子を見せてくれたことがうれしい」と話した。