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ひな3羽が巣立ちか−ブッポウソウ

本紙掲載日:2021-02-23
1面
巣箱から巣を取り出し、野鳥の種類を確認する舩倉さん
ブッポウソウ(延岡市北方町)

守る会が巣箱を調査−延岡市北方町

 絶滅の恐れがある渡り鳥・ブッポウソウの保護活動を続ける延岡市北方町川水流の舩倉実義さん(68)らが21日、町内に掛けた巣箱を調査した。目視で営巣を確認していた1カ所では、巣の重さから3羽のひなが巣立ったと推察された。

 舩倉さんによると、ブッポウソウは巣材に枯れ葉や樹皮などを使わず、ふんを外へ運び出すこともしない。このため、巣の重さからひなの数が分かり、保護先進地の岡山県吉備中央町などの例では100グラムで1羽と推定されている。

 昨季営巣したのは、五ケ瀬川で架け替え工事が進む川水流橋近くの巣箱。2羽のひなの姿が目撃されていたが、巣の重さが287グラムあったことから「3羽だった可能性が高い」と舩倉さん。この巣箱は2年続けて利用されており、最初のシーズンは4羽がふ化したとみられている。

 残り16カ所の巣箱は巣材の特徴から人家周辺部でムクドリ、少し離れた場所ではシジュウカラやスズメが利用した痕跡が確認された。

 ブッポウソウは全長約30センチ。青緑色で赤いくちばしをした美しい姿から「森の宝石」と呼ばれる。夏鳥として東南アジアから日本に渡り、樹洞や橋脚の隙間などにも営巣する。環境省のレッドデータブックで絶滅危惧毅体爐忙慊蠅気譴討い襦

 北方町には毎年4月下旬から5月上旬に渡来する。「北方のブッポウソウを守る会」を立ち上げて保護を呼び掛ける舩倉さんは「最初に巣箱で生まれたひなが成長し、今年あたり北方に帰ってくる可能性がある。1組でも多くのつがいが巣箱を利用してほしい」と話していた。

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