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霞堤、地元が決めた−農耕地、住宅地確保のため

本紙掲載日:2017-09-27
3面
講義する杉尾教授

北川でワークショップ−第1回講義−延岡

 川と共生した地域づくりについて考えるワークショップ「北川の霞堤(かすみてい)と生きる!」の1回目の講義が26日、延岡市北川町の川坂母子健康センターであった。川坂や家田地区をはじめ町内外から約50人が参加して霞堤の特徴や効果などについて理解を深めた。主催は、川坂川を守る会(安藤重徳会長)、家田の自然を守る会(岩佐美基会長)。

 ワークショップは、北川町で6月に開かれた「北川大水害20年経過シンポジウム」の際に基調講演を行った宮崎大学の杉尾哲名誉教授が地域の人たちに提案。趣旨に賛同した両会が開いた。来年2月まで月1回、全6回の日程で行われる。

 第1回は、杉尾教授が「北川の霞堤から何を学び、どう活(い)かすか!」をテーマに、シンポジウムで発表した霞堤設置の由来や効果などを復習する形で講義を行った。

 昔から水害が多発していた北川町では、昭和41年8月11日〜24日の台風15号で死者15人、家屋全壊8戸、床上浸水187戸、床下浸水94戸の甚大な被害をうけた。

 当時(北川村時代)の中井平一郎村長が水害対策の検討を全国山村振興調査会に委託。同46年にはその当時の河川工学の権威である東京大学の高橋裕教授が北川に訪れ調査し、「北川流域は平地が乏しいため川幅を大きくすれば農耕地や住宅地が狭くなるので問題」と報告したという。

 それらを踏まえて村議会で、「堤防のある区間に開口部を設けた不連続な堤防」の霞堤方式が採択されたといい、「『県に押しつけられて霞堤になったと思った』という人がいたが、北川の人たちが決めたんです。下流の治水対策のために霞堤を採用したのではない」と伝えた。

 また、昨年に続き今年9月にも台風の影響で河水が町内に浸水したことで「霞堤の開口部を閉めてほしい」「部分的にでも河川の拡幅をしてほしい」などの意見が出たことを受け、それらについても述べた。

 霞堤には、水の流量の一部を堤防の中(人々が住む側=堤内地)に逃がして、より小さな流量を川に流下させることで洪水被害拡大を防止する効果があるが、開口部を閉めて連続堤になることでこの効果がなくなる。「今の川幅で閉めると堤防決壊の危険性が高くなる」と説いた。

 部分的な拡幅については、「大学の講義でする内容なので分かりにくいかもしれない」とした上で、水理学による「水が流れる時のエネルギーの原理」を用いて解説。それによると、川幅が広がると流速が遅くなるので、その分水深は深くなるため危険性が高まるという。

 今回のまとめとして、北川町内に六つある霞堤には、「洪水被害の拡大を防ぐ」「堤防の決壊を防ぐ」「パイピング発生を防ぐ」「豊かな自然環境の基盤を形成する」の四つの効果があるとし、「北川町の安全な社会の構築に非常に重要で、治水安全度、豊かな生態系を維持するためには霞堤が必要なことを地域の皆さんにご理解いただきたい」と呼び掛けた。

 川坂地区の田野幸美さん(68)は「地元に住んでいながら霞堤の仕組みはよく分かっていなかった。開口部をふさいだ方がいいと思っていたがそうでないことを知った」と話した。

 


約50人が訪れ霞堤について学んだ
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