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地域と一緒に大規模訓練−旭中

本紙掲載日:2016-11-24
8面
段ボールを使った避難所の設営
避難者や支援物資の受け入れを訓練する生徒
炊き出し訓練をする生徒ら
体験談などを聞かせる益城町の富澤さん
車いすでの高齢者介助を訓練する生徒

巨大地震の発生を想定−延岡

 延岡市旭中学校(谷口史子校長、223人)は19日の土曜授業で、地域の関係機関と一緒に避難所設営・運営などの大規模な訓練を実施した。


◆避難所を設営し運営−全学年が本番さながらに

 巨大地震が発生し、指定避難所となっている学校体育館に多くの人が避難してくることを想定。1年生は周辺地区で危険箇所の洗い出し、2年生は避難所の設営と運営、3年生は炊き出しや水の確保、高齢避難者の介助などを訓練した。

 県防災士ネットワークや市の社会福祉協議会、ボランティア協会、日赤奉仕団、消防本部、地区青少年育成連絡協議会、地元の人たちなど、約60人も参加。それぞれの立場から生徒にアドバイスした。

 このうち、2年生は体育館で3班に分かれ、“鯑饉圓篁抉臺資の受け入れ段ボールや体育館の備品を使った避難所の設営4憤廛肇ぅ譴笋瓦濂鷦所の作製――に取り組んだ。

 避難者・物資はどのような受け入れ準備をすれば良いかを話し合い、長机を設置。名簿での避難者把握、種類ごとの物資仕分けなど、受け付けを分けて各担当を決めて対応した。

 避難区画は、段ボールで作った土台や支柱、壁などを組み合わせたついたてで仕切り、中に体操マットをしき、段ボールのベッドも作成。男女別の更衣室や対策本部室、喫煙所、物資置き場なども設置し、保健室に医務室、給食室に調理場を置いた。

 県防災士ネットワークの会員がアドバイス役となり、段ボールの便座に消臭・凝固剤を入れたビニール袋を取り付ける簡易トイレの作り方などを指導。「感染症が広がらないよう、絶対にプールのため水などで手を洗わないで」と話し、水なしで使えるせっけんを紹介した。

 体育館前では、3年生が日赤奉仕団と一緒に炊き出し、社協やボラ協の指導で車いすを押して学校周辺の坂を上ったり、近所の井戸水を折り畳み式のポリ容器にくみ上げて運んだ。

 1年生は10班に分かれて、消防職員や地元の人と校区内を歩き、電柱やブロック塀が倒れたり、地盤沈下で浮き上がる危険があるマンホールや橋などの危険箇所を点検。道が狭く入り組んだ地区も多く、生徒は確認地点や気付いた点などを地図にしてまとめた。

 避難所設営・運営を訓練した吉田真琴さん(2年)は、「災害はいつ起こるか分かりませんが、地域にはいろんな人がいるので、いざという時は自分から進んで声を掛けたい」と話した。

◆益城町避難所を運営した富澤さんも来校

 訓練には、4月の熊本地震発生直後から益城町の避難所運営を担った富澤典子さん(益城町商工会女性部長)も来校。避難所での体験談や、中高生が果たした役割の大きさを語った。

 富澤さんが住む地域の人たちは、地震直後から熊本空港近くの駐車場に続々と避難。避難者は同所だけで一時2千人に上ったという。

 富澤さんによると、食料がなく町役場も機能しない中、本震翌日の4月17日朝、地元NPOを中心に町議や区長、消防団で対策本部を組織し、避難所の役割分担やルールを策定。大鍋やプロパンガスを調達して炊き出しを開始した。

 避難者が余震の恐怖と不安を抱える中、貴重な働き手となったのが中学生たちだった。富澤さんの呼び掛けに率先して集まり、調理や配膳、子どもやお年寄りへの声掛けにと動き回った。

 間もなく、4トントラックでさまざまな支援物資が届くようになると、使用・賞味期限にも配慮した仕分け作業を工夫。何よりも、若者ならではの元気の良さと笑顔が被災者の励みとなった。

 富澤さんは製茶業を営み、当初は被災で事業継続を断念しかけたが、中学生たちが片付けや復旧作業にまで来てくれ、再開を決意。そのかいあって復活したお茶を「復興益城茶」と名付け、地元の復興市場で販売している。

 現地の中学生は入学式2日後に被災し、現在も小学校の教室を間借りして勉強しているという。富澤さんは旭中生に向け、「皆さんが私と同じ年齢になるまでに南海トラフ巨大地震がきます。日ごろから地域のコミュニケーションを大事にしていれば、いざという時に助かります」。

 また、地域の人に対しても「大きな災害では公助(行政)は機能しません。備えあれば憂いなし。常にシミュレートして、共助、絆をつくっておくことが大事です」と語った。

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