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ななめの関係づくり

本紙掲載日:2023-12-20
3面

孤独・孤立状態の人と関わる−延岡市で研修会

 延岡市主催の研修会「孤独・孤立について〜ひきこもりなどの社会問題を未然に防ぐために私たちにできること」は19日、市役所2階講堂で行われた。要保護児童対策地域協議会や民生委員・児童委員、延岡地区保護司会などから約40人が参加し、孤独・孤立状態にある人との関わり方などについて学んだ。

 「孤独」とは、精神的なよりどころとなる人や、心の通じ合う人がいなくて寂しいと感じる状態。「孤立」とは、客観的に見て他者とのつながりが少ない状態。

 講師を務めた早稲田大学教育学部心理学専修非常勤講師の小西好彦さん(元法務省矯正局法務官教育専門官)によると、「孤独を感じている人は孤立していることが多く、孤立している人は孤独を感じやすい」という。

 小西さんは冒頭、来年4月1日施行の「孤独・孤立対策推進法」を紹介。孤独・孤立状態は精神疾患や自死、依存症、犯罪などにつながるケースもあるとし、その深刻化防止の重要性を示しながら、「国や地方公共団体が取り組む対策、施策に協力できるようになってほしい」と呼び掛けた。

 当事者との関わり方については、本人や家族の意思を尊重し、否定や励ましをせずに、本人の話を最後まで聞く。「(言われたことを)繰り返す」「言い換える」「感情の言語化」「まとめて返答する」といった聞き方が必要、と強調した。

 また、親や教師のような縦の関係、友人のような横の関係ではなく、直接的な責任や関係の義務がない親戚や近所の大人などとの「ななめの関係」づくりが、当事者たちにとって話しやすく寂しさを軽減する環境を醸成していくとした。

 小西さんは、孤独・孤立状態の解消や軽減へのステップとして、「気づき、声を掛け、話を聞き、必要な支援(関係機関への相談など)につなげる」ことと強調。参加者に「孤独・孤立状態にある人たちと『ななめの関係でありたい』と思ってもらえれば」と呼び掛けた。

 会場では、家族や社会とのつながりといった孤独・孤立状態にある当事者が置かれている状況を把握する「家族マップ」のワークショップや、当事者と関わる際の会話シミュレーションも行われた。

 参加者からは「繊細なものだと理解していたつもりだが、思っていた以上に難しい」「他の人とも協力、連携して少しでも助けになれれば」といった声が聞かれた。

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