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ユネスコエコパーク登録5周年

本紙掲載日:2022-11-29
3面
日之影町役場で開かれた「ユネスコエコパーク登録5周年記念シンポジウム」(27日)

地域資源の重要性、可能性を考える

◆日之影町で記念シンポジウム

 宮崎、大分両県にまたがる祖母・傾・大崩山系周辺地域のユネスコエコパーク登録5周年を記念したシンポジウムが27日、日之影町役場町民ホールであった。登録地域の関係者や地元の人ら約80人が基調講演などを通じて登録の意義を再確認、今後の取り組みに向けて機運を高めた。

 ユネスコエコパークは、生態系の「保全」と「持続可能な利活用」の調和を目的に1976年、ユネスコ(国連教育科学文化機関)がスタートさせた事業。今回のシンポジウムは、登録5周年の節目に改めて地域資源の重要性や可能性への理解を深めようと日之影町が開いた。

 この日はまず、宮崎野生動物研究会理事長などを務める岩本俊孝さん(同エコパーク推進協議会副会長)が「祖母・傾・大崩ユネスコエコパークの登録と日之影町のこれから」をテーマに講演。地質や地形に着目し、アウトドアアクティビティーを活用した地域振興案などを語った。

 冒頭、ユネスコエコパークが担う三つの機能と区分を紹介。自然環境を厳格に保護しなければならない「核心地域」には生物多様性の保全、人間活動から核心地域を保護するための「緩衝地域」には学術的研究支援、人が暮らしながら持続可能な発展を目指す「移行地域」には経済と社会の発展――といった役割があることを説明した。

 続けて、日之影町には祖母・傾・大崩山系のマグマ活動によって形成された鉱山が点在し、希少鉱石「天照石」の産地であることを強調。コロナ禍でアウトドアブームが過熱していることから、豊かな自然を活用した山歩きや岩登り、動植物観察等の需要の高まりについても言及した。

 町内にある道の駅青雲橋にアウトドアグッズを取りそろえ、アクティビティーの前線基地として活用する案などを示し「(2018年に認定された)世界農業遺産(高千穂郷・椎葉山地域)とも連携した取り組みで発展していってもらいたい」とまとめた。

 講演後は、フリーパーソナリティー木村つづくさんの進行でパネルディスカッションを実施。アウトドアショップ「PORTAL」の中野祥吾代表(宮崎市)、クライミングジム&ギアショップ「TheRanch」の清川洋光代表(熊本市、ウェブサイト日之影ボルダーの管理人)、アウトドア専門店「三波商店」の南昭年代表(宮崎市と北海道の2拠点でアウトドアガイド)が、町内のアウトドアフィールドの魅力や今後の展望などについて意見を交わした。

 聴講した佐藤幸伸さん(54)=同町七折=は「山への関心が強いので、地質学的観点からさまざまな可能性を感じることができて面白かった。若い人にもたくさん来ていただいて、日之影町の魅力を広めてもらいたいです」と話していた。

 祖母・傾・大崩山系は、急峻な岩峰や渓谷など独特の景観美と原生的な自然を併せ持つ希少動植物の宝庫であり、周辺地域の人々は、古来より自然との共生を重要視しながら生活してきた。

 この豊かな自然を生かした地域発展を目指して周辺自治体(宮崎県延岡市、高千穂町、日之影町、大分県佐伯市、竹田市、豊後大野市)が連携。両県で推進協議会が設立され、2017年6月にユネスコエコパークとして登録された。

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