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県の検討委専門家が現地調査

本紙掲載日:2022-11-12
3面
盛り土が崩落した現場を調査する検討委員会のメンバーら

美郷町と椎葉村の盛り土崩壊

◆地下水が関与か裏付けへ

 台風14号の大雨による影響で美郷町と椎葉村の盛り土(残土処理場)が崩落したことを受け、県が原因究明のため設置した有識者による調査検討委員会(会長・清水収宮崎大農学部教授)は9、10日、現地調査を行った。清水教授は「大量の雨が降って地下水の量が増え、盛り土部分を含めた斜面が不安定になって、崩れてしまったのではないかと考えている」との見解を示した。

 委員会は4日に設置され、砂防学が専門の清水教授と、鹿児島大学農学部の地頭薗隆教授(砂防・森林水文学)、宮崎大学工学教育研究部の末次大輔教授(地盤工学)の3人による構成。2日間の調査には、清水教授と地頭薗教授が県職員らと共に参加した。

 県によると、同町南郷神門北又江の原地区の現場は、盛り土約4万2500立方メートルのうち約8000立方メートルが崩れ落ち、うち3000立方メートルが田んぼに、盛土下の斜面に約5000立方メートルがとどまっている。

 椎葉村不土野小原地区は、盛り土総数約1万4000立方メートルのうち約1万立方メートルが崩れ落ち、治山ダムや工場の資材倉庫などが破損、倒壊した。

 このうち10日は、美郷町神門の調査に入った。清水教授と地頭薗教授、林野庁、県職員ら17人が参加し、地質や地下水の電気伝導度などを調べながら崩落の原因を推測した。

 調査後は、美郷町役場南郷支所で委員会を開き、現時点での分析結果や今後の進め方について協議。清水教授によると椎葉村は、盛り土部分とその下にある土砂の堆積物が一緒に崩れ落ちており、美郷町の崩れた部分はほぼ盛り土。共に土石流として流れ下った過程で川底を削っている場所もあった。

 盛り土中には排水する設備が基準通り造られていたとし、「施工の場所も方法も不備はなかったように聞いている。基準に基づいて施工したにもかかわらず壊れたため、何が原因なのかを究明する。地下水が関与しているという予想を立てているので今後、裏付け調査を行う」。

 また、盛り土整備の基準については「基準見直しというより、地下水に関与しそうな場所に残土を処理しないことが今後の対策になる。場所を見極めることに対して提案ができれば」と話した。

 委員会では今後、必要に応じて現地調査を行い、12月末に中間報告、3月末までに調査報告書を取りまとめるという。

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