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五ケ瀬中で「ひなた場」

本紙掲載日:2022-10-24
8面

大人が人生のアドバイス−キャリア教育・プログラム

 県キャリア教育支援センター(水永正憲所長)による対話型キャリア教育プログラム「ひなた場」が5日、五ケ瀬町立五ケ瀬中学校(国生尚校長、72人)の2年生19人を対象に開かれた。同センターのコーディネーター稲田佑太朗さん(34)を進行役に町役場や地元企業などで働く9人が講師を務め、生徒の相談に応じながら人生を送る上でのアドバイスなどを伝えた。

 ひなた場は、保護者や教師以外の大人と関わることで自身を見詰め直すこと、憧れのロールモデル(理想にしたい大人の姿)を見つけることなどを目的に、2020年度から県内各校で実施。同校では初めて行われた。

 講師は事前に、人生の良かった時期と悪かった時期を曲線で表した「人生グラフ」、同じく文字やイラストでまとめた「人生紙芝居」を作成。この日は、それを基に現在に至るまでの経緯や分岐点、時期ごとに抱いていた心の機微などを語った。

 このうち、五ケ瀬町の地域おこし協力隊として活動する成松郁実さん(32)は、工業高校へ進むも本当にやりたい仕事が見つからず、教諭の勧めで進学。大学卒業後は自分の意思で選んだ清掃会社に就職したことを紹介した。

 周囲から「大学を出ているのにもったいない」と惜しまれながらもやりがいを感じていたが、学校の清掃を担当するようになったことがきっかけで教諭へ転職。生徒の進路相談を行う中で自身を見詰め直し、海外へ渡った経験などを明かした。

 その上で「私の人生で無駄だったことは今のところひとつもない」と強調。「使う、使わないは別として武器は多いに越したことはない。たくさんの経験は人生の幅を広げる」と呼び掛けた。

 また、人生グラフについては生徒も作成してきており、1人ずつ講師と向き合ったり、隣り合ったりして対話する時間も設定。真剣な表情で悩みを打ち明ける生徒や楽しそうに談笑する生徒、講師の温かい受け答えに感極まる生徒の姿が見られた。

 大人になるまでの過ごし方や考え方を相談したという飯干広陽さん(13)は「挫折してもとにかく頑張っていれば楽しくなってくるという話が印象に残った。将来についてはまだはっきりしないけど、考え方が前向きになったと思う」と感想。

 進行役を務めた稲田さんは「人生をはじめ、正解がないということは必ずしもネガティブなことではない。『自分で選んでいいことなんだ』と前向きに捉えられる子どもが増えてくれたら」と話した。

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