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悲恋物語美しく−「ロミオとジュリエット」延岡上演

本紙掲載日:2020-03-03
6面
上演前にトークする西本さん(右)と濱井さん
旭化成ひむか文化財団設立35周年記念で上演された演奏会形式バレエ「ロミオとジュリエット」

旭化成ひむか文化財団設立35周年記念

◆演奏会形式バレエ−音楽、バレエ、言語が融合

 世界的に活躍する指揮者、西本智実さんが芸術監督と指揮を務めた演奏会形式バレエ「ロミオとジュリエット」(プロコフィエフ作曲)は2月23日、延岡総合文化センター大ホールであった。シェークスピアの悲恋物語が、音楽とバレエと言語が一体となった演出で描き出された。

 旭化成ひむか文化財団設立35周年事業として開催。国内外の一流の音楽とバレエに生で触れてもらおうと、県北の小学生、中学生、高校生らが多く招待された。

 演奏会形式バレエの演出は特別なものばかり。通常は客席よりも低い位置にあるオーケストラピットを客席よりも高く上げ、ステージの前方まで使って演奏者を配置。ステージ後方にはアクティングスペースと呼ばれる高台が設けられ、そこでバレエが演じられた。ステージ両端のスクリーンには、音楽に合わせて字幕が映し出された。

 音楽は西本さんによって結成され、国境を超えた活動に注目が高まっているイルミナートフィルハーモニーオーケストラ、バレエは新国立劇場バレエ団元ソリストなど日本を代表する精鋭メンバーが集結したイルミナートバレエ。世界的な演奏とバレエで、ロミオとジュリエットの世界観を表現した。

◇今の時代も胸に響く作品―指揮者・西本智実さん

 上演前には西本さんと旭化成ひむか文化財団代表理事の濱井研史さんによるトークショーがあった。

 西本さんはイルミナート芸術監督を務めるだけでなく、約30カ国の各国を代表するオーケストラから指揮者として招かれるなど世界的に活躍している。

 シェークスピアの初期の名作「ロミオとジュリエット」を、演奏会形式バレエという独特な形式で上演するのを考えたのは、2007、08年ごろのロンドン滞在中だったという。

 「ロミオとジュリエット」を初演したという演劇場の遺構が発見されて話題に。以前から関心のあった作品だっただけに気持ちが高まったが、グランドバレエでは装置が必要となってくる。「原作をより音楽の表現と結びつけられる」と演奏会形式を考え出した。

 初演は10年ほど前。「最初はなかなか説明が難しかったが、一度見てもらえるとこういうことかと思っていただけた」と振り返った。

 濱井さんの「ロミオとジュリエットの良さを感じるところは」との質問に、西本さんは「心に響く言葉ばかり。ヴェローナという小さな街で二つの家が対立するというのはとてもつらい状況。決して遠い話ではなく、現代も含めて胸に響く作品」と話した。

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