交通遺児支援で寄付−宮崎銀行
本紙掲載日：2022-08-30
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県交通安全対策推進本部へ
交通遺児支援に役立ててもらおうと、宮崎銀行（杉田浩二頭取）は２５日、県交通安全対策推進本部に２６万８８００円を寄付した。宮崎市の同行本店別館で同日、贈呈式があり、西川義久・常務取締役が川越直海・県交通地域安全対策監に目録を渡した。
同行は、みやぎんマイカーローンの取り組みの一環として、収益の一部を交通遺児のために寄付している。同本部への贈呈は４回目で、累計の寄付額は約１４０万円となった。
寄付金は、交通遺児の入学、卒業祝いや図書カードの贈呈に活用されている。川越対策監は同行に対し感謝を述べ、「交通事故は減少傾向にあるが予断を許さない。関係機関と共に啓発を強力に進めていきたい」と話した。
西川常務取締役は、ＳＤＧｓの観点から持続可能な社会の実現に貢献することを目的に、この取り組みを始めた背景を説明し、「交通遺児が差別なく住み続けられることや交通安全の意識向上につながれば」と語った。
同行は、鹿児島県交通被災者たすけあい協会にも寄付金を贈っており、今回は４万５６００円を寄付した。また、川越対策監によると、支援を希望する今年度の交通遺児（小中学生）は県内に約２０人いるという。