わらび座「北斎マンガ」延岡公演

本紙掲載日：2022-08-20

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２１日、友の会先行発売一般発売は２８日

　わらび座（秋田県）のミュージカル「北斎マンガ」が、１１月２０日午後３時から、延岡市東浜砂町の延岡総合文化センター大ホールで開かれる。翌月１８日に開館する「野口遵記念館」の開館記念プレイベントの一つで、のべおか文化事業団、同市、旭化成ひむか文化財団主催。チケットは、２１日同センター友の会会員向けに先行発売、今月２８日に一般発売される。

◆朝ドラのマキノさん脚本・演出

　わらび座は、劇団四季や宝塚歌劇団に次ぐ規模を持つ、日本を代表する劇団の一つ。日本の民俗や伝統をベースに、多彩な表現で現代の心を描くオリジナルミュージカルを上演している。

　「北斎マンガ」のあらすじは―江戸時代後期、鉄蔵（後の葛飾北斎）が３２歳の春、版元の蔦屋重三郎がおことを鉄蔵に引き合わせる。家族を亡くし、生きる張り合いを失っていたおことだが、日本一の絵師になるため夢中で絵を描く北斎の姿に、いつしか自分の夢を重ねていく。

　「ものには何でも色と形がある。その一瞬の姿をこの手で写し取れた時、たまらなくいとおしくなる。なんて楽しい、なんてうれしい。それが絵師の仕事」。鉄蔵は、戯作者の左七（曲亭馬琴）とコンビを組んでヒット作を飛ばすが、作品の方向性をめぐって大げんか。

　おこととの間に生まれた娘のお栄も、鉄蔵に似て絵のことが好きでたまらない。せっかく結婚したにもかかわらず、亭主の絵をけなして離縁させられてしまう。

　そんな夫と娘を支えるおことが、突然の病で倒れてしまった。おことのために一世一代の絵を描こうと決心する鉄蔵だが、はたして絵を完成させることができるのか。そして左七との関係は…。

　脚本・演出は、ＮＨＫ連続テレビ小説「まんてん」の脚本を担当したマキノノゾミさん。芸術選奨文部大臣新人賞、読売演劇大賞優秀作品賞、紀伊国屋演劇賞個人賞など受賞多数。

　すべて指定席で、前売りチケットは大人４０００円、高校生以下２０００円。当日券はともに５００円増し。未就学児は入場できない。

　延岡総合文化センター友の会会員は、クーポンを使うことで、各５００円引きで購入できる（チケット１枚につきクーポン１枚、１公演につき同２枚まで利用可能）。

　プレイガイドは、延岡総合文化センター、延岡市役所売店、西村楽器延岡店、ＴＳＵＴＡＹＡ岡富店、門川町総合文化会館、日向市文化交流センター。
問い合わせ先は延岡総合文化センター（電話延岡２２・１８５５）。

◇友の会会員を募集中－のべおか文化事業団－チケットを早く、安く

　のべおか文化事業団は、延岡総合文化センター・野口遵記念館「友の会」の会員を募集している。

　入会すると、同事業団自主公演のチケットを、一般発売より約１週間早く購入でき、年間３０００円分の割引クーポン（５００円×６枚）を使って安く購入できる。また、月刊情報誌「じゃがじゃがのべおか」や公演チラシが毎月自宅に届けられる。

　年会費は２０００円。有効期限は、入会日から翌年の前月末までの１年間。入会する場合は、所定の申込書に必要事項を記入し、年会費を添えて、延岡総合文化センター窓口で申し込む。

　問い合わせ先は、同事業団事務局（電話延岡２２・１８５５、メールｊａｇａｊａｇａ＠ｎｏｂｅｏｋａ－ｂｕｎｋａ．ｃｏｍ）。