中玉トマト収穫ピーク
本紙掲載日：2022-08-12
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中村さん夫妻−延岡市北方町上鹿川
延岡市北方町上鹿川で、この時期の特産中玉トマトの収穫が続いている。地区内の生産者３戸が約３３アールで栽培しており、盆前のこれからがピーク、１１月中旬まで出荷が続く。
上鹿川中玉トマト部会の中村義幸部会長（６１）は妻みえさん（４３）と作業に励んでいる。標高５００メートルの上鹿川は中玉トマトの生育に適しており、寒暖の差によって色付きが良く、実の締まったトマトが育つという。
中村さんは５棟のハウス（約１１アール）で病気に強い「５０５」という品種を栽培。月、水、金の週３回、午前中の涼しいうちに収穫作業に汗を流す。
色付きや大きさをじっくりと見極めて、一個ずつ丁寧に摘み取る。収穫したトマトは自宅で選別して箱詰めし、地区の集会所「神楽館」へ。さらにＪＡ延岡の担当者が北方選果場へ搬送し、宮崎市内の市場へ出荷。一部はＪＡ延岡の産地直売所「ふるさと市場」や「道の駅よっちみろ屋」の店頭にも並ぶ。
「ＪＡ延岡の担当者の方が、往復約１時間半の道のりを運んでくれるので本当に助かります。今の規模を維持しながら、さらにおいしいトマトを育てられるように技術を向上させたいですね」と中村さん。