第４波の入り口、最大限の注意を
本紙掲載日：2021-04-10
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変異株疑い初確認−知事が呼び掛け
県内で初めて変異株疑い患者が確認されたことを受けて河野知事は９日、緊急会見を開いた。知事は「全国で感染が急拡大し、本県も第４波の入り口にあると明確に意識し、最大限の注意を」と呼び掛けた。
県感染症対策室によると、今回県内で確認された変異株は、従来株より感染しやすい可能性が指摘される「Ｎ５０１Ｙ」である可能性が高いという。
県内では、ＰＣＲ検査で新型コロナの陽性が確認されたものは、原則すべて県衛生環境研究所で変異株の疑いがあるかどうか検査する。
その後、変異株疑いとなった検体は、国立感染症研究所に搬送し、ゲノム解析で確定する。今回の検体は週明けに搬送し、１、２週間後に結果が分かるという。
県は「ささいな風邪の症状でもすぐに身近な医療機関の受診を。特に、感染拡大地域での会食や、県外から転勤などで来県した人との会食には厳重な注意を」と繰り返している。
知事は「変異株であっても対策は変わらない。引き続き基本的な感染予防対策を徹底し、感染者に対する差別などがないよう、人権に配慮した言動を」と訴えた。