戦えるインフラの整備を
本紙掲載日：2021-03-29
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自民党延岡時局講演会
◆江藤前農相、農政など語る
自民党延岡支部（上田美利支部長）の時局講演会は２８日、延岡市川原崎町のガーデンベルズ延岡で行われ、前農相の江藤拓衆議院議員が農政や高速道整備などについて語った。
江藤氏は、３次補正後の２０年度一般会計予算の公債依存度が６４％を超えたことについて、「大変なこと」と指摘。一方で、高速道整備について「宮崎が他の地方と戦える基礎的なインフラを整えておかないと、われわれは負けてしまう。何がなんでも東九州道の４車線化と九州中央道を開通させなければいけない」と語った。
大臣就任時の思いについても触れ、「（台風など）災害によって農業を諦める人を絶対に出さないという気持ちだった。大臣になって、自分の思いを実現できたのはありがたかった」と述べた。
また、農林水産業の新型コロナウイルス対策などを通じて学んだこととして、「永田町や霞が関での議論で終わってしまう傾向がある。法案ができたから終わりではない。国民の理解を求めながら、いかに政治を進めることができるか。われわれ自民党はもっと国民と距離を縮めていかないといけない」と語った。
同講演会には約２７０人が出席。講演の前には、来賓の松下新平参議院議員、長峯誠参議院議員、河野俊嗣知事が祝辞を述べた。