県北７町村が新たに締結
本紙掲載日：2021-02-22
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災害廃棄物の処理・収集運搬
◆産循協、環保連と協力体制構築
巨大地震などに備えた「災害廃棄物等の処理・収集運搬に関する協定」の合同締結式が１７日、宮崎市の宮崎観光ホテルで行われ、西臼杵３町と東臼杵２町２村を含む県内１４町村が県産業資源循環協会、１５町村が県環境保全事業連合会との協力体制を構築した。
協定書によると、災害時に市町村の要請で、産業資源循環協会はがれきなど災害廃棄物の撤去、収集運搬、処分を行い、仮置き場を確保・一時提供する。環境保全事業連合会はし尿や浄化槽汚泥、ごみといった一般廃棄物の収集運搬に必要な車両提供や人員確保、仮設トイレの設置の支援などに当たる。
締結式には各町村長と両団体の会長らが出席。協定書に署名後、県町村会会長の黒木定藏西米良村長は「個々にできないことも力を合わせればできる。万一の時には共に手を取り合い、住民の期待に応えたい」とあいさつした。
また、県産循協の田村努会長は「これをきっかけに顔が見える関係を築き、災害後の早期回復に向けた協議を深めていければ」と期待。県環保連の石川武則会長も「密に相談しながら、何かあればすぐに対応できるよう取り組んでいきたい」と連携を呼び掛けた。
これまでに、産循協とは県と延岡、日向など６市３町村、環保連とは県と６市２町が協定を締結済みだった。今後は都農町も加わる予定という。