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布マスク作りに役立てて−

本紙掲載日:2020-04-25
7面

城山ふとん店、布と型紙を無料配布−延岡

◆寝具作りの技術生かし、製作・販売も

 「わが町はわが町で守る」。そんな思いから、布マスク作りに役立ててもらおうと、延岡市大貫町の「城山ふとん店」(松田一美社長)は、布と型紙を無料で配布している。3月31日に同店のホームページやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で告知すると、口コミなどで広がり、取りに来た人の数は100人を超えた。

 同店に入ると、来店への感謝と布の無料配布を知らせる案内が目に入る。布マスクの需要が高まり、材料さえも手に入りにくい状況を知った松田社長が「布だけでもあれば縫う人が増える。縫う人が増えればもらう人が増える。人の手に渡ったほど、自分で防御できる人が増える」と始めた。

 色無地、色鮮やかな模様、和柄などさまざまな種類の布は、寝具を作る際に出た端切れだ。同店は自社で寝具を製造しており、その過程で出る端切れを大量に保管していた。その中から使えるものを選んで適当な大きさに裁断し、1人5枚を限度に配っているという。

 また、長女の陽子さんがイラスト付きで分かりやすく紹介した作り方と、型紙も来店者に無料で渡している。実は縫うのがあまり得意ではないという陽子さん。「苦手な人が分かりやすいように書けば、自分も縫おうかなという気持ちになるのではないか」と、細部まで丁寧に書いた。端切れの提供は準備に時間がかかるが、「一度約束したこと」と、今後もできる限り提供し続ける予定だ。

 同時に始めたのが布マスクの販売。3月中旬ごろから「布マスクは作ってないの?」との問い合わせが来るようになっていた。今月1日に販売を始めると、県内外の企業からの注文もあり、20日ほどで1100枚以上を納品したという。現在は予約販売を行っており、今予約が入っている残り約300枚を、注文から1週間ほどで渡せるよう、製作中だ。

 布団製造を担う確かな技術を持つ職人が「妥協せずに本気で」作っている。生地の伸縮についても熟知している。そのため、購入した人からは「何回洗っても型崩れしない」「着け心地がいい」と喜びの声が届いているという。「手に入れやすい値段」にもこだわり、大人用500円、子ども用300円で販売している。

 本業である布団の製造に、布マスク関連の業務も加わった。多忙な毎日を送っているが、「多くの人の手に渡ってほしい」との思いで始めたこと。21日からは、「ガーゼを売ってほしい」という要望に応え、ダブルガーゼの販売も始めた。なかなか手に入りにくい状況だが、寝具店のネットワークを生かして入荷。販売初日から早速買い求める客が来店し、スタッフは布の裁断に追われていた。

 「地域を守りたい」と始めた取り組み。布マスクを作った人、受け取った人たちは「(マスクをすることで)安心感が違う」と話すという。忙しい日々は続きそうだが、「布を通じて地域の人たちが喜んでくれたら」と願い、作業に励んでいる。問い合わせ先は同店(電話延岡34・2252)。

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