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デジタル人材育成へ−延岡信金

本紙掲載日:2022-07-26
2面
デジタル人材育成セミナーの開講式であいさつする延岡信用金庫の黒木理事長

国の事業でセミナー

 延岡信用金庫(黒木哲也理事長)は8日、延岡市内の企業を対象にデジタル人材育成セミナーを開講した。国の「地域デジタル人材育成・確保推進事業」として、同市と吉玉精鍍の協力で実施。地域の企業・産業DX(デジタルトランスフォーメーション)の加速に向け、現場感覚を持ったデジタル人材の育成・確保支援に取り組む。

 初回は同市大武町のINOBECH(旧延岡鉄工団地協同組合)会館で開講式があり、受講生や関係者ら約30人が参加した。

 式で、黒木理事長は「DXのメリットは、蓄積したデータを分析、加工することで、業務効率化やサービス向上など企業競争力を強化できる点。これらを使いこなせる人材を育成し、データに基づいた戦略を実行できる組織づくりが今、求めれている。このセミナーが少しでもお役に立てれば」とあいさつ。その後、参加者は経済産業省の施策や、AI(人工知能)やDXの基礎知識などについての講義を受けた。

 セミナーは経産省や大学教授、大手企業のデジタル部門の担当者らを講師に、8月26日まで今回を含む4回の講座でワークショップや統計データの読み方、分析の仕方、視覚化の仕方、AI需要予測体験などを行う。成果報告会(来年2月)なども予定している。

 地域デジタル人材育成・確保推進事業は、延岡信金を含む全国18の企業・団体が採択を受けている。

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