平和交流団−長崎、沖縄へ
本紙掲載日：2022-07-12
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８月、中学生１４人を派遣・日向市
平和交流事業の一環として日向市は８月、長崎市と沖縄県の２市１町に「中学生平和交流団」を派遣する。これを前に派遣団の合同結団式が今月７日、市役所であった。
長崎市には、８月７〜１０日の３泊４日で市内の中学生７人を３年ぶりに派遣する。同９日の「長崎原爆の日」に合わせて開かれる平和祈念式典や青少年ピースフォーラムに参加し、被爆体験講話を聞くほか、長崎原爆資料館などを訪れる。
また、別の太平洋戦争末期の学童疎開を縁に交流が続く沖縄県宜野湾市、南風原町、浦添市には同８〜１０日の２泊３日で、同じく市内の中学生７人を４年ぶりに派遣する。疎開体験者、現地の中学生と交流し、戦争の悲惨さや平和の尊さなどを学ぶ。
結団式で今村卓也教育長は「過去に起きた悲惨な戦争について正しく学んで、平和についてしっかりと考えてほしい。そして、学んだことを持ち帰って友人や後輩、家族に伝え、二度と戦争のない社会を築くために取り組んでほしい」と呼び掛けた。
続いて、団員の紹介があり、この日が初顔合わせとなった団員はそれぞれが自己紹介などを行って親睦を深めた。
沖縄に派遣される東郷学園９年生の東村謙伸さん（１４）は「戦争の被害や当時の生活などを現地でしっかり学んで、大人になってから次世代の子どもたちに伝えられるようになりたい」と話した。
交流団のメンバーは次の通り。
【長崎市】溝口大志（平岩小中９）内田美月（美々津３）馬籠貴琉（日向３）小田楓（財光寺３）黒木亜美（同）松浦大輝（大王谷学園９）菊池紗和（東郷学園８）
【沖縄県浦添市、南風原町、宜野湾市】兒玉奏（富島３）��重榎凛（平岩小中９）橋本暁弥（美々津３）山��ふわり（日向３）山口蒼天（財光寺３）玉千咲（大王谷学園９）東村謙伸（東郷学園９）