カナリヤ新園舎完成

幼保連携型認定こども園−延岡市川島町

◆木材ふんだん、園庭広々

　延岡市川島町の幼保連携型認定こども園「カナリヤ」（楢木野スマ子園長、７０人）の新園舎が完成し、現地で６月２５日、落成式が行われた。来賓や保育園、工事関係者ら約５０人が出席し、新たな門出を祝った。

　祝賀式典で、同園顧問の楢木野晃滋さんが「新しくなった施設、設備を最大限に活用しながら、子どもたちの成長発達にしっかりと視点を据えて保育の充実にまい進したい」とあいさつ。来賓の読谷山洋司市長は「この施設を拠点に、延岡の将来を担う人材が育まれていくことを願っている」と祝辞述べた。

　この後、設計や工事に携わった菊池建設（富美山町）、不二建設（平原町）、三光設備工業（川原崎町）、旭陽電業（出北）に感謝状を贈呈。１９８０年の開園当時の写真や、新園舎の着工から完成までの記録をまとめたスライドショー「川島学園のあゆみ」を視聴し、河野治満市議の音頭で万歳三唱した。

　新園舎は鉄骨造りの２階建てで、延べ床面積は８３５平方メートル。開放感のある広々とした屋内や屋外のデッキテラスには、木のぬくもりを感じられるようにと木材がふんだんに使われており、可動式のステージや０〜１歳児の部屋には床暖房を導入するなど居心地のよい空間づくりを目指したという。

　また、広い園庭にはボルダリング（クライミング）遊具やアスレチック遊具など、多様な遊具も新設し、園児らがのびのびと遊んでいる。

　カナリヤは８０年に川島幼稚園として開園。２０１５年４月から、園名を「幼保連携型認定こども園カナリヤ」に変更した。