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水や川の役割、重要性学ぶ

本紙掲載日:2023-06-14
6面

聡明中が水辺環境調査

 延岡市緑ケ丘の聖心ウルスラ学園聡明中学校・高等部(安藤真二校長、172人)の中学2年生34人は9日、生活と強く結びつく「水」についての理解を深めようと水辺環境調査を行った。当初は市内の五ケ瀬川で行う予定だったが、前日の雨で濁っており結果が正しく出ないと予想されたため、校内でサンプルを用いての実施となった。

 調査に先立ち、延岡保健所衛生環境課の田代健一さんを講師に学習。田代さんは、川の名前や役割を説明した後、「コップ1杯の牛乳で汚染された水を浄化するのに、3300リットルの水が必要」など、生徒たちに浄水の大変さを伝え、生活の中で汚染を抑える意識を持つことを訴えた。

 理科室に移動した生徒たちはA〜Fの6班に分かれて、延岡市の環境カウンセラー浜尾良江さんの指導の下、滋賀県の大宮川から採取した水を使って調査した。専用の試薬が入った測定器で調べると、水がピンク色に変化。調べた水がきれいだと、ピンク色になるという。続いて、同じサンプルに透明の清涼飲料水を投入したものを調べると、水は緑色に。水が汚染されている場合、緑色になる。見た目は無色透明でも、汚染されている可能性があることを確認した。

 水生生物の調査では、大宮川で採取された生物を種類ごとに分類。汚れた水にすむ生物は確認されず、ヒラタカゲロウやサワガニなどのきれいな水にすむ生物が確認されたことから、水生生物の観点からも川の水がきれいであることを再確認した。

 汚れた水の指標となる外来種のアメリカザリガニを生徒に見せた浜尾さんは「外来種の生物は現在駆除の対象になっているものが多いですが、国内に連れてきたのは人です。皆さんにはうまく付き合っていく方法を考えてほしい」と思いを語った。

F班の班長を務めた平野由莉さん(14)は「自然を大切にしたいと思った。生き物がすみやすい川にするためにできることがもっとあると思う。貴重な体験ができる授業だったので、これからの生活に生かしたい」と話した。

 安藤校長は「今回の調査を経験して、子どもたちの中から1人でもこの道に進んで、追究したいと思ってくれる子がいれば、この授業はもっと価値があるものになると思う」と授業の意義を語った。

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