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「大屋杯」→「吉田旗」受け継いだ歴史

本紙掲載日:2023-04-18
6面

第18回夕刊デイリー新聞社杯県北地区高校野球大会

◆4年ぶり開催−ベンチに30人、新時代に対応

 第18回夕刊デイリー新聞社杯県北地区高校野球大会は16日、延岡市西階球場で最終日があり、延岡学園が8年ぶりの優勝。準優勝は富島で、3位は聖心ウルスラ学園と門川だった。

 大会は県高校野球連盟主催、延岡野球審判協会、夕刊デイリー新聞社の後援。大会は1959年、「延岡から甲子園へ」と、当時の延岡市軟式野球連盟会長・大屋寿太郎さんが「大屋杯」として創設。その後、延岡野球協会会長の吉田精孝さんが遺志を継ぎ「吉田旗」に。2005年から「夕刊デイリー杯」となった。

 吉田旗までは延岡市内の大会で、多くの学校が甲子園出場をつかみ、夕刊デイリー杯として県北規模に拡大して以降は、今大会で優勝した学校が夏も上位へ。2013年は今大会の決勝がそのまま、夏の宮崎大会決勝のカードに。その後、延岡学園は甲子園準優勝を果たした。

 今年の大会も優勝旗は、吉田さん寄贈のものを引き継ぎ、優勝、準優勝チームには夕刊デイリー新聞社から盾と賞状が贈られた。

 新型コロナの影響で4年ぶりの開催。来春から全国で導入される反発の少ない新規格バットを試用し、ベンチには30人が入れるよう時代に対応したルールで実施された。

[決勝]
富 島 122100200− 8
延岡学園40000006×−10
▽本塁打=南(延)▽三塁打=石川、高橋(富)南(延)▽二塁打=押川、横山(富)後藤、田中、時任(延)。
[評]延岡学園の長打が効果的だった。初回、後藤の右二塁打から田中、時任の連続二塁打で4点。八回は4四死球から南が満塁弾、星川の適時打で勝負は決まった。富島は11安打に7四死球をもぎ取り、1点ずつ加点。先発の横山は二回以降、立ち直り、堅い守りも光った。

[準決勝]
▽第1試合
門 川 210000010−4
富 島 13200000×−6
▽二塁打=脇坂(門)
[評]富島は序盤、単打7本に6盗塁を絡め逆転勝ち。押川の適時打2本、寺田の2安打が効果的だった。椎葉は三回途中から、散発3安打に抑える好救援を見せた。門川は初回、脇坂の右二塁打などで2点を先制。二回は河野、八回は脇坂が適時打。先発の上村も粘り強く投げた。

▽第2試合
聖 心 00000000001 −1
延岡学園00000000002×−2(延長十一回)(10回からタイブレーク)
▽二塁打=坂口(延)
[評]聖心渡野、延学平井、左腕の投げ合い。渡野が切れ味鋭い速球と変化球、平井が緩急を駆使し譲らず。十一回は聖心が甲斐遥の犠打失策と内野ゴロの間に1点。しかし、延学は途中出場の坂口が左越えに逆転打でサヨナラ。好ゲームは土壇場での聖心・辰口らの守りも光った。


◆富島−初優勝へあと一歩「弱さ」認め覚悟決める

 今大会の県立勢初優勝をあと一歩で逃した富島。主将の尾前和茂は「大事なところで勝ちきれないのが自分たちの弱さ。練習試合を重ねて、この弱さをなくし、甲子園から呼ばれるチームになりたい」。試合運び同様、地に足を付け、前に進んでいく。

 しぶとさと勝負強さは遺憾なく発揮した。準決勝は序盤から相手の隙を見逃さず6盗塁で好機をつくる。4番捕手に座る押川凌駕がここぞで一本を放てば、椎葉希が好救援で試合を締めた。

 決勝。3点を追う展開となるが慌てない。しぶとく粘り四球を選ぶとつなぐ。高橋信太朗、横山牽心の適時打に、村田凌来のスクイズなど着実に走者を進め、1点ずつ加点した。

 2回戦でサヨナラ打を放つなど、活躍した松田悠生は「夏までに、大事な場面で打てる選手になり、勝ちきれるチームになる」。寺田龍星は「あしたの練習で、自分から変わって、甲子園1勝を目指す」。覚悟を決める大会になった。


◆門川、粘り及ばず

 接戦を勝ち抜き4強入りした門川。準決勝は粘り及ばず、4番捕手の脇坂斗空は「練習の成果が出て、流れよく戦ってきたが、準決勝は残塁が多かった」と悔しさを押し殺した。

 好ゲームを展開した。初回、1死一、三塁から脇坂。「序盤なので大きいのではなくかえすこと。コンパクトにスイングした」。右線への二塁打で先制。二回も左線二塁打の河野啓人を宇戸田京の右中間打でかえした。

 三回までに走塁を生かす相手に揺さぶられ逆転を許したが、その後は粘る。けん制や脇坂の二盗阻止、左前適時打もあり、最後の攻撃もあと一歩だった。

 今大会から指揮を執る寺田勢哉監督(27)は「生徒が主体的に話し合い、考えたことが最後の粘りにつながった。課題を一つずつ克服していくこと」。脇坂も「二塁への送球などもっともっと練習し、甲子園に一歩でも近づきたい」と意欲的だった。

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