地域共生社会の実現へ
本紙掲載日：2022-10-25
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功労者・団体を表彰−日向市社会福祉大会
第１８回日向市社会福祉大会が２０日、市中央公民館で開かれた。長年にわたって市の社会福祉発展に功績があった個人・団体を表彰したほか、記念講演もあり、地域共生社会の実現に向けて社会福祉の一層の充実を目指していくことを確認した。主催は市、市社会福祉協議会、県共同募金会日向市共同募金委員会。
大会は住民一人一人の暮らしと生きがい、地域をともに創っていく「地域共生社会」の実現などを目指す機会として３年に１度、開催している。
この日は市内の区長公民館長、民生委員・児童委員、障害者団体の役員など約２００人が出席。市社会福祉協議会の黒木正一会長は「地域社会づくりに行政とともに取り組み、市民や関係機関との連携強化、情報の共有化などに努めたい。地域福祉を全ての住民相互で支え合い、助け合っていくためにも一層の支援、協力をお願いしたい」とあいさつ。
大会名誉会長の十屋幸平市長は「今年度、新たな福祉課題などに対応する支援体制の構築に取り組むべく第４次市地域福祉計画を策定する。今後とも関係機関との連携や協働を密にして、大会テーマの実現を目指したい」と話した。
表彰は市長表彰や大会会長（市社会福祉協議会会長）表彰、県共同募金会市共同募金委員会会長感謝など１３７人、７団体、６校、９法人が受け、出席した代表者らに表彰状などを贈った。
受賞者を代表して、市民生委員・児童委員の中村春美さん（７８）＝富高＝が「活動は地域住民や関係団体、機関の支えがあってこそ実践できた。今後も誰もが支え合いながら安心して暮らせる地域共生社会の実現を目指して尽力したい」と謝辞を述べた。
記念講演では、九州保健福祉大学非常勤講師の山��睦男さんが「新しい地域福祉のカタチ〜地域共生社会づくりと私たちの課題」をテーマに話した。