九保大などで体験学習
本紙掲載日：2022-10-21
6面
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延岡市立上南方小中学校（柳田英人校長）の中学部３年生１９人が７日、九州保健福祉大学見学とシーカヤックの体験学習を行った。総合的な学習の時間の一環。体験活動を通して、ふるさとや自然を大切に思う気持ちの醸成、将来について考えることを目的にしている。
この日、午前中は北浦町の下阿蘇ビーチでシーカヤックを体験。午後に吉野町の同大学を見学した。
このうち、同大学では職員が大学と中学校の違いについて説明。大学は同じ分野に興味関心を持った人が集まり、「自ら課題を見つけ、学んだ知識や技術で解決方法を見つけ出す。これが大学で学ぶことの醍醐味（だいごみ）」と話した。
また、大学卒というブランドで社会に通用していた時代とは異なり、「今は大学に進学する人は多い。これから重要になるのは、自ら学び、習得すること。自分というブランドを確立する必要がある」と呼び掛けた。
その後、生徒はキャンパス内を見学。コンビニエンスストアや同大学の創立者である加計勉氏の記念室などを見て回り、中学校とは異なる設備に興味津々だった。
稲田さくらさん（１５）は「大学は中学校と違った設備でびっくりした。大学生は単位を落とさないように授業を受けていてすごいと思った」と話した。