夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。
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写真は本紙記者がデジタルカメラで撮影したもので、新聞紙上では白黒でも提供写真はカラープリントです。
写真のサイズと料金は次の通りです。
▽L サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。
受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
また、事件、事故、災害、選挙、肖像権に関係する写真や本社に版権のない写真は提供できませんのでご了承ください。
写真は個人的利用に限ります。
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5年に1度の夢舞台、5大会連続出場−林秋廣さん=高千穂町河内
◆最高の笑顔での凱旋へ
「牛が私と一緒に戦えて良かったと思ってくれたら一番うれしい」。畜産関係者にとって5年に1度の夢舞台、全国和牛能力共進会(全共)に5大会連続出場する林秋廣さん(69)=高千穂町河内=が、10月の鹿児島全共へ懸ける思いは強い。
8月に小林市であった県代表牛決定検査会で、3区(若雌・17〜20カ月未満)代表に選出。2017年宮城全共では、4大会連続の優等賞を獲得するも6席に甘んじた。「難関」と話す県代表の座を見事つかみ、全共での雪辱に燃えている。
高校卒業後、東京都の美大に進学。1988年ごろまで油彩画をなりわいとするも、亡き父・竹士さんと母・美智子さんが倒れたことを機に帰郷した。当時は農家を継ぐ気はなく、竹士さんが飼っていた牛2頭を世話しながら絵を描く生活を送っていたという。
そんなある日、作品が高値で売れたため牛1頭を購入した。描画で培った審美眼を生かし「一番きれいな牛」を選んだところ、その牛が品評会などで好成績を納めるように。96年には町の認定農業者第1号となり、翌97年、自宅の敷地に「はやしきゃとるふぁーむ」を設立。現在は母牛36頭、子牛22頭の世話を一手に担っている。
飼育法は全て独学で、書棚には97年以降、牛の状態や食べたものなどを詳細に記録した日誌、各品評会などに集まった牛の写真や情報をまとめたファイル、畜産に関する学術書などが並ぶ。
今大会に出品する「こうみほ」の強みは従順さ。120センチ×200センチのマットで10分間静止する訓練を毎日欠かさず、時に叱咤(しった)激励しながら良好な主従関係を築いてきた。
「今年は(宮城全共で総合3連覇を阻まれた)ライバル鹿児島のホーム戦。良い勝負ができる牛ではなく圧倒的な牛をそろえないと確実に負ける」と林さん。脳裏に描くのは、仲間たちと最高の笑顔で凱旋(がいせん)する姿だ――。