手作りのガーゼ服、木工小物

荒木さんと安野さんが作品展−１６日まで、延岡・虎彦サロン

　ガーゼ服や木工小物などを集めた「布と木とふたり展」が、１６日まで延岡市幸町の虎彦サロンで開かれている。時間は午前９時〜午後７時。１１日と１６日は同５時まで。来場を呼び掛けている。

　作品展は、ガーゼ服を制作している安野実知子さん（７４）＝宮崎市月見ケ丘＝と、「ムーンライト」の名前で木工小物や布小物を手掛ける荒木優子さん（６４）＝延岡市稲葉崎町＝による合同展。

　２人は４、５年前に延岡市であった雑貨フェアで知り合って以降、安野さんが新富町で毎年開く作品展に、荒木さんにも出品してもらうなど、交流を続けている。

　安野さんのガーゼ服は、しわが特徴の未ざらしガーゼを使用。ミシンで縫い合わせた後、縫い代を押さえるためにさしこ糸でちくちくと縫うオリジナルの方法で、その後染めて完成させている。幼い頃から手芸好きだった安野さんが、「何かやりたい」という思いで１５年ほど前から取り組んでおり、今回は色、デザインがさまざまなブラウスとワンピースを用意した。

　荒木さんは、ウエルカムボードや壁飾りなどの木工小物とバッグを展示。木工製品作りはカントリー雑貨がはやっていた３０年ほど前、カントリードール作りをしたのがきっかけで、トールペイントを施した作品が並ぶ。特に「かわいいし、守ってくれる感じがする」というエンゼル（天使）の作品が多く、「面長に描こうと思っても丸顔になってしまう」とにっこり。

　この他、安野さんの長女と次女が手掛けたビーズ小物も並ぶ。作品はすべて展示販売。２人は「作ったものをかわいいなどと喜んでもらえるのが一番うれしい。お菓子を買いに来るついでに見ていただき、楽しんでもらいたい」と話している。