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第22回若山牧水青春短歌大賞

本紙掲載日:2022-03-21
1面

大賞の川岸さんら「うれしい」

◆2年ぶり表彰式

 「第22回若山牧水青春短歌大賞」の表彰式が19日、延岡市東浜砂町の延岡総合文化センター小ホールであった。昨年は中止だったため、2年ぶりの開催。青春短歌大賞を受賞した同市立東小学校5年の川岸慎之助さん(11)ら入賞者に表彰状や副賞が贈られた。

 同賞は、延岡高等小学校に入学した11歳から旧制延岡中学校を卒業するまでの多感な時期を延岡で過ごした歌人若山牧水を顕彰しようと、延岡市が2000年に創設。今年度は全都道府県と、マレーシアからの応募もあり、6歳から98歳までの幅広い世代から2万5029首が寄せられた。

 表彰式は、来賓や一般参加の出席者数を減らし、規模を縮小して実施。大賞、優秀賞、審査員特別賞受賞者の27人中、17人が出席した。

 主催者あいさつで、読谷山洋司市長は「感性にみずみずしさ、三十一文字にうまくまとめて多くの人に共感を得る素晴らしい歌を歌われた」とたたえた。多数の応募に「若山牧水が今なお、どれほど多くの国民の皆さまに愛されているかを感じている」。来賓の本部仁俊市議会議長は「これからも素直な感性を大事にし、短歌に親しみ、引き続きこの青春短歌大賞にぜひご応募していただきたい」と祝辞を述べた。

 最終審査員を務めた歌人で俳人の坪内稔典さん(大阪府)が、出席している入賞者の歌を紹介しながら講評。大賞の川岸さんの作品「水そうのメスのメダカ夏至生まれそっとはこんだシャーレの一つぶ」について、「『シャーレの一つぶ』なんて、あまり大人は表現しない。ちょっとなぞもあるような歌でとってもすてき」と評価した。

 優秀賞を受賞した古田萌さん(延岡工業高3年)の「技能士の銀のバッチを貰うため今年の夏ははんだ付け漬け」は「『付け漬け』という言葉遊びがとてもいい。二つの微妙に違う言葉を重ねて楽しんでいる。きっと古田さんはとってもすてきな技能士になれそう」と話した。

 「なんとなく延岡が好き」という坪内さんは、牧水の歌に出合った時の話や今回、来延してからのエピソードを紹介。「牧水の歌だけでなく、日本の歌は声に出して楽しむのが基本的な性格」と話し、来賓として出席していた若山牧水延岡顕彰会の相談役塩月眞さん(91)をステージ中央に招くと、一番好きな歌の朗詠を依頼。塩月さんは「なつかしき城山の鐘―」を力強く響かせ、大きな拍手が送られた。

 坪内さんは、「言葉の美しさ、声に出したときの美しさを体感してもらった。皆さんの歌も声に出したら美しい。ぜひ声に出して自分で改めて鑑賞してみて」と話を締めくくった。

 この日まで大賞の受賞が信じられなかったという川岸さんは、「安心したし、うれしさしかない」。「あなたには逢えないけれど合歓の花見上げた土手の橋まで歩く」で優秀賞を受賞した美郷町南郷神門の末永タカ子さん(81)は、「本当にうれしいし、ありがたいばっかり」と笑顔。3年前に亡くなった夫のことを詠んだといい、「気短でよく怒られていたけど、私のことを思ってくれていたのだと思う。守ってくれたおかげだとしみじみしています」と涙ぐみながら話した。

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