３月６日、Ｇパークで着工式

国道２１８号五ケ瀬高千穂道路−国交省延岡

　国交省延岡河川国道事務所は１０日、九州中央自動車道の一部となる国道２１８号五ケ瀬高千穂道路（五ケ瀬東ＩＣ―高千穂ＩＣ＝いずれも仮称、延長９・２キロ）の着工式を３月６日、五ケ瀬町三ケ所の町総合公園「Ｇパーク」で行うと発表した。

　五ケ瀬高千穂道路は２車線の自動車専用道路で、全体延長のうちトンネル５・０キロ、橋梁（きょうりょう）１・６キロ、土工２・６キロ。全体事業費は約４７０億円を見込む。２０１８年度に事業着手し、これまでに測量設計、用地買収を進めてきた。

　熊本県と本県を結ぶ九州中央自動車道の一部として広域道路ネットワークを形成。開通後は災害発生時の第１次緊急輸送道路の機能確保や救急搬送時間の短縮、地域・観光産業の支援に役立つことが期待される。

　着工式は同事務所と県、五ケ瀬町、高千穂町の主催で、くわ入れなどが行われる。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般の参加はできない。

　九州中央自動車道（法定路線名・九州横断自動車道延岡線）は、九州の東西軸として本県と熊本県を結ぶ熊本県嘉島ＪＣＴ―延岡ＪＣＴ・ＩＣの延長９５キロ。宮崎側の事業化区間は、「北方延岡道路」（１３・１キロ）、「高千穂日之影道路」（５・１キロ）「高千穂雲海橋道路」「五ケ瀬高千穂道路」（９・２キロ）「蘇陽五ケ瀬道路」（７・９キロ）。このうち、北方延岡道路が１５年４月２９日までに、高千穂日之影道路が２１年８月２１日までにそれぞれ開通した。