完熟きんかん−糖度高く、大粒

副知事へ贈呈−県果樹振興協議会

　県果樹振興協議会きんかん部会（河野利泰部会長）は１９日、みやざきブランドの完熟きんかん「たまたま」を永山寛理副知事に贈呈した。今月１３日に販売解禁され、本格的な出荷シーズンを迎えた旬の味覚をＰＲした。

　贈呈は県庁であり、河野部会長が「昨年産は天気に恵まれて早めに収穫でき、糖度も高く、良いきんかんができた。ぜひ召し上がってほしい」と述べ、糖度の高さや粒の大きさでより厳選されたエクセレントを永山副知事に贈った。

　一粒を丸ごと口に頬張った永山副知事は「糖度も高く、粒も大きく、香りも高く、甘くておいしい」と感想。さらに「ビタミンが豊富なので、この時期の受験生には『たまたま』は最適。県民の冬の栄養源としても期待できる」と話した。

　同協議会によると、２０２１年産（栽培面積約５０・７ヘクタール、栽培戸数２４２人）は約１２０２トンの出荷を計画している。「品質は例年並みで非常に良好。生育期の天候が良く順調な仕上がりで、例年より安定した出荷が見込める」という。

　今年はインターネットを活用した消費者への直接販売会や、宮崎市内の飲食店を中心にオリジナルメニューやドリンクを販売する「宮崎フルーツフェア」などで販売拡大に取り組む。

　また、ＪＡ宮崎経済連園芸部の公式ＬＩＮＥの応募画面に「たまたま」の購入レシート画像を上げた人の中から、抽選で１００人に宮崎牛などが当たるレシートキャンペーンも実施している。３月１５日まで。

　同協議会は１８日、新型コロナウイルス感染症対策に尽力している医療従事者に敬意と感謝を伝えようと、県医師会にも贈呈した。