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柱大黒という男〈対談〉

本紙掲載日:2021-01-08
6面

NHKFMシアター「これは、私の落とし噺」放送直前特別連載

◆笑いと涙のある本田さんの脚本が好きです
 大黒さんがドラマチック過ぎて困りました

 日向市で毎年開かれる「ひむかの国こども落語全国大会」をモチーフにしたラジオドラマ「これは、私の落とし噺(ばなし)」が、あす午後10時からNHKFMで放送される。放送を前に、同大会を企画した日向市出身でアマチュア落語家の柱大黒(本名・甲斐伸也)さんと、脚本を手掛けた延岡市出身の本田誠人さんの対談が実現。ちゃんと対面するのはこの日が初めてという2人の話は、ラジオドラマにとどまらず、意外な過去のつながりなどが次々と飛び出した。そして、あの有名落語家からもメッセージが届いた。

■作品にできるのは本田さんだけ

【大黒】1年ぐらい前ですかね。今回担当してくださったNHK宮崎放送局ディレクターの尾崎達哉さんから連絡があって「こども落語を題材にしたラジオドラマを作りたい」と。もともと引っ込み思案な子を明るくしようという目的で始めて、友達が少ない子や不登校の子も来てくれたりしているって話をしたんです。尾崎さんが感銘を受けてくれてドラマを作っていきましょうってなったんです。

【本田】最初からラジオドラマを作るって話だったんですね。てっきり、大黒さんを取材していく中でいろんな選択肢の中からラジオドラマになったのかと。

【大黒】当初からラジオドラマでって話でしたね。とはいえ、子どもたちの立ち入った話はできないですから、僕の例でよければって話をしたんです。僕も貧乏で親が借金をこしらえてっていうような幼少期を過ごしてましたから。
すると後日、尾崎さんから「企画が通りました」と連絡があって、本格的に進み始めたんです。その時、「もし僕がわがままを言わせてもらえるのであれば、地元の脚本家で本田誠人さんという非常に面白い脚本を書かれる方がいらっしゃるので、その方にお願いできたりはしませんか?」と言うと、尾崎さんも「私もぜひ本田さんと一緒に仕事がしたいと思ってたんですよ」って。

【本田】そうなんだよね。もともとは、脚本を書いた映画「スプリング、ハズ、カム」の吉野竜平監督が尾崎さんとつながりがあって、尾崎さんが宮崎に異動ってなった時に「宮崎だったら絶対に本田君と連絡取った方がいい」と言ってくれたそうなんです。
それで尾崎さんから連絡が来たんですが、コロナでなかなか会えず、ようやく会えたのが今回のラジオドラマの1回目の打ち合わせ。不思議だよね。

【大黒】縁ですよ。知らない脚本家の方に頼まれるよりは、身近で僕が一番知っていて、ちゃんとそれを表現できる本田さんの方が確実だなと。こども落語というテーマを作品にできるのは、日本にいる脚本家の中では本田さんだけだろうと思ったので。
当初はこども落語の稽古の見学に来られるって話だったんですけど、コロナで稽古自体ができなくなって、結局お会いできないままでしたね。

【本田】コロナで会えないままでしたけど、時間も限られているので進めようとなって書き始めたんです。尾崎さんが作品の中で大事にしたい部分を具体的にまとめてくれた資料を作ってくれていました。
ある意味導きの種があったので、そこからどんな芽になるか、どんな花が咲くかって作っていく過程はすごく新鮮だった。こども落語全国大会の重要性に改めて気付かされて、それをうまい形でドラマにしたいなっていう思いは強かった。
もう一つ、大黒さんの生い立ちがあまりにもドラマチックすぎて、これで大黒物語ができちゃう。朝ドラになるやんって。あまりにも大黒さんに思い入れが強くなってしまうのを我慢して、主人公の高校生とお母さんの落語に対する距離感というあらすじを大切にしつつ、大黒さんの物語がうまく混ざっていくように書きましたね。

【大黒】コロナが落ち着きつつあった時期に「脚本できました」って連絡があって、早いなって。打ち合わせができずに終わっちゃったなって気持ちで読ませてもらったら、その気持ちを吹き飛ばすような素晴らしい脚本でしたね。
僕ね、本田さんの好きなところは、笑いと涙が半分半分というか、チャプリン的、落語的ともいうか。そういう脚本が好きで、まさにそれがちゃんと書かれているなって印象でしたよ。


■「お父さん、面白い劇団があるんだけど」
  娘の一言でつながったスターとの縁

【本田】今でこそ割とフランクに話してますけど、今回のラジオドラマで一緒に仕事するまでは、劇場でたまにお会いして「どうも」ってあいさつするぐらい。大黒さんのことは帰省するたびに新聞でよく見掛けていて名前は存じ上げていたし、「すごいな」っていうのはあったんですけどね。

【大黒】よそよそしい感じでしたよね。本田さんも警戒しているだろうなと思いつつ。
でも、僕にとって本田さんは子どもの頃からのスターなんですよ。僕も中学校からコンビ組んでコントやったりしていた人間なんで。年齢も二つしか変わらない先輩が「ダウンタウンの全九州お笑い選手権」(※)で、何百人もの中から勝ち抜いて見事優勝されたっていうのは、まさにスーパースターでしたから。その時から注目して、気になっていた存在だったんですけど、後に有名になって遠くに行かれたなって。
そうすると、ある日娘が「お父さん、ペテカンって知ってる?面白い劇団があるんだけど」って言うから見たら本田誠人さんがいるじゃないですか。何という縁でつながっているんだって。それで舞台を見に行ったんですよ、2013年に延岡であった「青に白」を。

※編注=延岡西高校時代、同級生の本田さんと中尾諭介さんが組んだコンビ「Say―You」が同選手権に県代表として出場しグランプリを獲得。

【本田】ペテカンが面白いって言う娘さんはすごく趣味がいい、センスがいい。

【大黒】役者さん全員にもらった寄せ書きのサインが宝物で、自分の棚に飾っていますもんね。DVDも「お父さん、これ買って」って、全部持ってますもん。

【本田】良かった。きょうはそれを聞いただけで満足。お疲れさまでした。

【大黒】ようやく、こうしてお会いすることができて、エネルギッシュさが高校の時に見た本田さんと変わっていない。少年のような目の輝きがまったく変わっていない。この純粋さを30年近く維持されているっていうのは、おこがましくも同じ舞台で芸をする人間としてはすごいって感じてます。
実は、全九州お笑い選手権のビデオテープを今でも持っているんですが、新作落語を書く時にいまだにSay―You時代のネタを意識してますよ。
僕が衝撃を受けたのが、全九州のオーディションで本田さんが書かれたネタ。高校生という武器を最大限に生かしたネタを作っているなって感じたんですよ。そこは僕にないものだなって。
高校生は高校生なりのネタをやったほうがいい。高校生がやすきよ(横山やすし・西川きよし)とかツービートとか、有名なお笑い芸人のネタをまねしても、それは全然等身大として表現できていないですからね。


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