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続日本100名城−延岡城の見どころ(下)

本紙掲載日:2020-04-15
6面

市が整備の説明板から

テ鶻門(櫓門)跡−敵兵を迎え討つ設備

 二階門(櫓門=やぐらもん)は、千人殺しの石垣西側の長坂門(ながさかもん)から本丸までの経路を守る「内枡形(うちますがた)門」で、2階部分が櫓、下部が開閉式の門になっていました。門の大きさは、南北3間(約6メートル)、東西8間半(約17メートル)あり、城内では三階櫓に次ぐ規模の建物でした。

 突入してくる敵兵をここで迎え討つために設けられ、背後の本丸を守護する堅固な防御施設でした。平成10(1998)年に発掘調査を行った結果、櫓門の柱を載せる根石跡が検出されました。現在、園路面にある四角い石は、その根石跡の場所です。


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 ここは有馬氏時代に製作された「有馬家中延岡城下屋敷付絵図」(明治大学博物館所蔵)では、「天主台」と記されていますが、天守閣は描かれていません。しかし慶長年間(1596〜1615)の「日向国絵図」(臼杵市教育委員会所蔵)には、望楼形の三重天守が描かれています。

 このことから天守閣が存在した可能性も否定できませんが、1994、95(平成6、7)年に発掘調査を行った結果では、天守閣の存在を示す資料は得られませんでした。

 明治初年ごろの絵図には鐘突き堂の前身となる太鼓櫓があったとされますが、1877(明治10)年に西南の役で焼失。翌78年、有馬氏時代に今山八幡宮に寄進された梵鐘(ぼんしょう)が天守台に移設され、以後、現在も鐘守の手によって時を告げる鐘の音が鳴り続けています。

 なお、現在の鐘は2代目に当たり、1963(昭和38)年の市制施行30周年記念事業で鋳造・設置されたものです。初代の鐘は、教育委員会に保存されています。


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