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和牛の品質PR−都農町のミヤチク

本紙掲載日:2019-12-12
1面

中国への輸出再開へ弾み

◆江藤農水相、駐日大使と視察

 国産牛肉の中国輸出再開に弾みをつけようと、江藤拓農林水産相は11日、孔鉉佑(コウ・ゲンユウ)中国駐日大使とともに、都農町の食肉加工施設を視察し、宮崎牛をはじめとする和牛の品質をPRした。(3面に江藤農水相と孔駐日大使の発言要旨)

 中国は日本でのBSE(牛海綿状脳症)発生に伴い、2001年から輸入を禁止しているが、両国政府は先月25日、再開の前提となる動物衛生検疫協定に署名。中国からは孔氏が特命全権大使として臨んだ。

 この日は、今年3月に完成したミヤチク都農工場を視察。同工場は厚生労働省が認定した最新の衛生管理施設で、8月からは、高い衛生基準が求められるEU(欧州連合)への輸出も開始した。

 江藤農水相の案内で食肉カットの工程などを見学した孔大使は、「大変素晴らしい工場で、これから必ずや中国との関係の分野における交流と協力でも非常に重要な役割を果たすだろう」と高く評価した。

 日本の農畜産物についても、「一つの製品の中に日本の文化、職人の精神も十分に込められている」と語り、「宮崎牛を含む日本の素晴らしい農業製品が一日も早く中国の消費者、国民、市民一人一人の食卓に届くように、われわれとしては引き続き誠意ある努力をしていきたい」と力を込めた。

 政府は来年4月に、江藤農水相を本部長に、経済産業、財務、国土交通、厚生労働など各大臣も加えた輸出対策本部を設置して、一元的に輸出を管理していく。

 個人的にも孔大使と親交があるという江藤農水相は、「これからいろいろ手続きが残っており、大使の力添えが必要。私の地元で最先端の施設を視察していただくことは大変意義深い」と、今回の成果を振り返った。

 中国については、「10月時点で125万トンの牛肉を輸入している。日本の和牛生産能力は14万9千トンなので全部出しても到底及ばない。大変な市場はすぐ近くにある」と説明。輸出再開に向け、「現場の皆さま方に所得の向上という形で還元するためにも、中国のマーケットを開かせていただきたい」と意気込みを語った。

 孔氏は今回が初来県で、10日には河野俊嗣知事や戸敷正宮崎市長も表敬訪問。江藤農水相はミヤチク視察より先に、農水省が今年度開始したスマート農業実証プロジェクトの実施地区となっている西都市のジェイエイフーズみやざき本部と、川南町の同社農場も視察した。

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