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ベルリン少女合唱団−約7年ぶりの延岡公演

本紙掲載日:2019-07-02
8面

3日、延岡総合文化センター

 約7年ぶりの延岡公演が決まったドイツのベルリン少女合唱団。来日するのは18歳以上のクラス「ボーカルコンソート」の約30人。メンバーは観光地で路上コンサートをして渡航費用を集めるなど、日本に行くことを心待ちにしていた。同合唱団でピアニストをする湯浅敬子さん(延岡市出身)から本公演に向けて準備する合唱団の様子が届いた。

◆もう一度、宮崎へ

 来年の東京五輪・パラリンピックで宮崎県がドイツ選手のホストタウンになるというタイミングで、実行委員の竹村新吾先生から「オリンピック前にドイツと文化交流ができたら」とお話をいただいたのがきっかけでした。

 宮崎公演をしてから7年目ですが、その間、宮崎に行った生徒が中心となって卒業生のクラス「ボーカルコンソート」を立ち上げました。このアンサンブルは、ベルリン少女合唱団を卒業したメンバーでも特に日本公演をした主流メンバーが、指揮者のザビーネさんに「どうしてもOGのクラスをつくってほしい」と懇願して新たに設立されたクラスなんです。ザビーネさんいわく「日本公演のメンバーは特に絆が強い」と話しています。

 宮崎に行った生徒は、今のメンバーの中に15人ほどいます。宮崎から招待されているという話をした際、私は「もう日本には行ったから別の国に行きたい」という意見もあるかなと思っていましたが、みんな悲鳴を上げて喜んでくれました。それだけ宮崎の印象が良かったようです。ザビーネさんも「もう行けないと思っていた、絶対に行きたい」と言ってくれました。

 メンバーの中には大学入試を控えていたり、医学の勉強のため半年前にベルリンから引っ越した生徒もいます。ですが、この宮崎公演に何が何でも参加したいと、公演日と重なった大学の入試をキャンセルしたり、ビデオを見ながら必死に練習を続けたり、週末の強化練習に8時間かけてベルリンまで電車で参加したり、という生徒もいます。

◇資金集めに奔走

 7年前に日本滞在を経験した後、メンバーの中には生活に変化があったという人もいます。例えばザビーネさんは毎日緑茶を飲むようになりました。日本語の勉強を続け、個人で日本に行った生徒もいました。日本の料理に興味を持ち「キャラ弁」なども作るようになったという話も聞いています。

 前回も資金集めに苦労しましたが、今回も予算になかなか到達できず、インターネットでクラウドファンディングを試したり、ベルリンの観光スポットの街頭で歌ったりと地道に寄付を募りました。ボーカルコンソートはメンバーのほとんどが20歳から30歳の成人のため、こういった活動も自主的に進めていました。

 前回宮崎で大変お世話になったホストファミリーも、今回半数くらいの家族がホストも引き受けてくださり、再会する予定です。今回は自由時間を作ってみたり、スマートフォンなどを使ったりして自由に移動、散策してもらおうと思っています。

◇宮崎との絆を少しでも太く

 私事ですが、前回の宮崎公演の後、主人の転勤でベルリンからいったん離れオランダ国境付近に住んでいました。その後再び、偶然にもベルリンからほど近いポツダム市に主人の仕事が決まって戻ってくることになりました。

 竹村先生から宮崎公演のお話があったすぐ後に、偶然にもベルリン少女合唱団のピアニストの席が空き、復帰できることになりました。何か宮崎とベルリンの繋がりを感じずにはいられません。

 前回、たくさんの方々に心温まるおもてなしを受けた生徒や引率者メンバーは、未だに当時のツアーが忘れられず、当時の楽しい思い出を振り返るばかりでした。正直、「あの素晴らしい文化交流を上回るものはもう二度とできないのではないか」と思っています。

 しかし、竹村先生の話していた「継続」という言葉をモットーに、一度始めた宮崎県とベルリンの絆を少しでも太くしていければ、こんなに嬉しいことはありません。この個人レベルの交流を通して、日本のいい印象を受けた方々が世界に広がれば広がるほど、国際理解や平和につながると信じています。

 外国に出て日本の素晴らしさをひしひしと感じます。よく言われることですが、日本(宮崎)ではすりなどもほとんど聞かず、みんながお互いを尊重し、思いやる気持ちを大切に生活しています。安全な国、信頼の置ける国は世界中を探してもなかなかありません。

 さらに宮崎は気さくで朗らかで優しい気質の県。世の中にこんなにモラルの行き届いた、素晴らしい地域があることを若い世代に知ってもらい、世の中に幻滅するのではなく、希望を持って未来に羽ばたいてほしいですね。

 今回のプログラムは多少難度の高いものとなっております。それでも皆さんに楽しんでいただけるよう、衣装替えや振り付けも考えております。テーマは「四大元素」です。聞き慣れない曲も多いですが、全力で演奏しますので、現代編曲や作曲の醍醐味(だいごみ)も味わっていただきたいです。

【ベルリン少女合唱団国際交流コンサートinのべおか】
日時・3日午後7時(開場は同6時30分)
会場・延岡総合文化センター小ホール
入場料・全席自由2000円(当日は500円増)
取り扱い・延岡総合文化センター(電話延岡22・1855)

◇ベルリン少女合唱団・ボーカルコンソート

 ベルリン少女合唱団は1986年に設立されたベルリンで最も歴史ある最大規模の少女(女声)合唱団。ベルリン市立音楽学校に所属し、ベルリン・リンデン教会を練習拠点としている。

 「ボーカルコンソート」は室内合唱団を意味し、粒のそろった演奏と、きめ細かい表現を目標にしている。2017年、結成わずか2年でベルリン合唱コンクール女声コーラス部門で最優秀賞受賞。翌年にはドイツ最難関の全ドイツ合唱コンクールで準優勝を果たした。

 第1次世界大戦終戦100年の平和条約記念式典で、ドイツ・フランス両国の優秀な若手演奏家で結成されたオーケストラと共演。今年はボーカルコンソートのみのCDも発売される。

◇湯浅敬子さん
延岡市出身。延岡高校卒。宮崎大学大学院(ピアノ専攻)修了後、国際ロータリー財団奨学金を得て国際親善奨学生としてドイツのポツダム大学に留学。
1999年からベルリン芸術大学ピアノ教育科に入学、ピアノとピアノ教授法を学んだ。2002年、ディプロム取得後、ベルリンを中心にソリスト、室内楽ピアニスト、ピアノ指導者として活動。07年からベルリン少女合唱団専属ピアニストとなった。家族の転勤で、一時合唱団を離れたが、17年に復帰し、ボーカルコンソートの指導も開始。近年ではたびたび合唱も指揮している。18年には教会ミサでの演奏がベルリンのラジオでライブ放送された。

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