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歴史的価値ある延岡城

本紙掲載日:2019-04-02
6面

続日本100名城選定2周年記念・日本城郭協会理事長が講演

◆千人殺しの石垣九州で1、2位の高さ・魅力を知って後世へ伝えよう

 延岡城の続日本100名城選定2周年を記念した講演会が3月23日、延岡市役所講堂で開かれた。選定団体の公益財団法人日本城郭協会の理事長で、静岡大学名誉教授の小和田哲男さんが「延岡城の歴史的価値―続100名城の選定にあたって」と題し、延岡城の魅力や城の楽しみ方などを分かりやすく話した。

 小和田理事長は「延岡城の最大の売りは石垣」と選定の大きな理由を述べ、本丸北西角面の高石垣(通称・千人殺しの石垣)を中心に魅力を解説。九州を代表する熊本城宇土櫓の石垣(約21・7メートル)、小倉城天守台の石垣(約18・8メートル)を示し、高さ約19メートルの延岡城の高石垣を「九州で1、2を争うと考えられる」と評価した。

 また、自然石を積んだ野面積みや加工した石を積んだ切り込み接(はぎ)など、石垣の積み方を説明。千人殺しの石垣は、下部が硬い花こう岩、上部が軟らかい砂岩と材質が違う点を示し、「花こう岩の調達が大変でこうなったのか。石の材質を確かめながら歩くのも面白い」と城の一つの楽しみ方を紹介した。

 延岡城の天守の役割を果たしていたとされる天守台北東隅下の三階櫓(さんかいやぐら)跡について「石垣の基盤の大きさからみて、丸亀城(香川県)の三重天守に匹敵する。幕末まで残っていれば現存天守12プラス1に数えられた可能性もある」と述べた。

 続いて、築城者の高橋元種が延岡に入封し、延岡城の築城に至った経緯・歴史的背景などを解説。豊臣秀吉の文禄・慶長の役の際、高橋元種は加藤清正らと朝鮮出兵している点などから、「清正らの和城の築城過程を見て石垣積みのノウハウを取り入れ、大規模な築城に着手したのではないか」などと話した。

 延岡城の縄張り(設計)については、北は五ケ瀬川、南は大瀬川という二つの川に挟まれ、加えて、川の水をうまく利用して城下に堀を巡らせ、まち全体を守っている点を最大の特長として捉え、「掘割(ほりわり=堀)はかなり重要な防衛線であり、一つの総構えの一種だと思っている」と評価した。

 また、高橋氏以降の歴代延岡藩主にも触れ、「最初に延岡城を築いた高橋元種の歴史的役割、この地を城地に選定した功績は大きいが、それを近世城郭として守り抜いてきた有馬、三浦、牧野、内藤といった大名が果たした役割を見過ごすことはできない」とした。

 最後に城の見方や楽しみ方について、「天守などの建物があるのが城だという認識が長く続いたが、近年は石垣だけの城なども注目され、見る目が変化している。姫路城や熊本城に人は集まるが、むしろ地元の人が地域の拠点城郭の価値を知り、後世に伝えてくれるとうれしい」と語った。

◇延岡城◇
高橋元種によって慶長8(1603)年に築かれた近世城郭。現在は城山公園として市民に親しまれるが、本丸北西面の高石垣や、防御効果の高い枡(ます)形と言われる屈曲した虎口(こぐち=城の出入り口)構造などの城郭遺構を残す。
平成29年4月6日には、歴史の研究者らで組織する日本城郭協会が「続日本100名城」に選定。歴史・文化、観光資源として注目され、石垣を見せるための樹木の伐採や、石垣の調査などの整備が進んでいる。

【小和田哲男さん】
静岡市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。現在は静岡大学名誉教授、文学博士、日本城郭協会理事長を務める。専門は日本中世史、特に戦国時代史研究の第一人者として知られ、歴史に関する番組への出演やドラマの時代考証などを数々手掛ける。

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