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綿密な調査の上で大空襲

本紙掲載日:2018-06-11
9面
旭中で全校生徒を対象に行われた平和学習

延岡への焼夷弾攻撃

◆延岡旭中で平和学習

 延岡市立旭中学校(石川喜美子校長)は7日、同校で平和学習を開いた。夕刊デイリー新聞社の記者が「延岡の空襲」をテーマに講話し、戦争の悲惨さや平和の尊さなどについて考えた。

 延岡への空襲は太平洋戦争末期の昭和20年3月ごろから始まった。「延岡大空襲」と言われるのは6月29日未明の空襲。飛来した爆撃機B29による焼夷(しょうい)弾の集中攻撃によって、延岡の街は焦土と化し、死者は300人近くに上った。

 毎年、延岡市立図書館で開催する平和祈念資料展担当の坂本光三郎記者は、延岡に落とされた焼夷弾の一部や航空写真、当時の映像などを見せながら、米軍は事前に綿密な調査を行い、緻密な計算の上で延岡を攻撃していたことなどを紹介。戦争の残酷さを訴えた。

 また、戦後70年を記念して制作された「子どもたちへの道」を上映。平和な時代の延岡の写真と、空襲を描いたCG(コンピューターグラフィックス)、音楽を組み合わせて描いた作品を通して平和の尊さを伝えた。

 そして「今が戦前にならず、ずっと戦後が続くように努力していく必要がある」と呼び掛けた。3年の小野歩里さんは「次の世代に受け継いでいくことが私たちの役割だと感じました。平和祈念資料展を見て、もっと知りたい」と話した。


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