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歌碑立つ庭で牧水顕彰会

本紙掲載日:2018-05-29
2面
牧水歌碑に献酒する参加者

彩短歌会主宰の越智さん方−延岡

 歌人若山牧水(明治18〜昭和3年)の歌碑が立つ延岡市山下町の越智理恵子さん(歌人、鎌倉彫漆工芸家)方で25日、牧水顕彰会があった。越智さんが主宰する彩短歌会の会員らが、歌碑に酒をささげた。

 越智さんの父で牧水の直弟子だった渓水さん(明治31〜昭和53年)が大正6年、東京にいた牧水に初夏のあいさつとして干したけのこを送ったところ、返礼として牧水から自身の歌集が届いた。その歌集の扉に筆で「ふるさとのみ山に生ふる竹の子のみづみづ伸びよやよ歌の友」と記されていたという。師を敬慕していた渓水さんは昭和49年4月、自宅庭にこの歌を刻んだ碑を建立した。

 同短歌会は平成24年の発足以来、タケノコの生えるこの時期に顕彰会を開いている。今年は市文化連盟の町田訓久会長などの招待者や会員ら8人が参加。越智さんが碑の歌を朗詠する中、一人一人が碑に酒をささげた。その後の懇談会で越智さんは「牧水も喜んでいるに違いない。両親にも何よりの供養になり、心より感謝しています」とあいさつ。越智さん手作りのたけのこ料理を味わいながら、牧水の魅力を語らい合った。

 招待を受けて初参加した佐藤豊子さんは「延岡に住む者にとって牧水は心の支え。同じ延岡の空気を吸っていると考えると喜びを感じます」と牧水の生きた時代に思いをはせた。

 越智さんは顕彰会に際し、「牧水碑囲み角芽のこさん竹今朝は伸び伸びうれしきさまに」と詠んだ。

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