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情報伝達や復旧工事

本紙掲載日:2018-05-11
3面
堤防決壊を想定し、実践形式の訓練を行う国交省職員

堤防が決壊…−国交省、洪水想定し演習

 大瀬川左岸の大貫町堤防が決壊した――と想定した洪水対応演習が10日、国土交通省延岡河川国道事務所で行われ、大雨洪水警報発表―氾濫危険水位突破―堤防決壊―情報伝達―仮復旧まで、約7時間にわたり実践形式の訓練をこなし、雨期に備えた。

 訓練は、「水防災意識再構築ビジョン」の策定を受け、洪水予測の実施と関係機関への確実な連絡、地域の防災力向上、洪水予報と水防警報の内容確認など組織的な災害対応能力を培うのが目的。

 同事務所3階の防災室には河川関係の職員が待機。午前9時に大雨洪水警報が発令され、大瀬川の三ツ瀬や五ケ瀬川の松山観測所などの水位に目配り。同10分に水防団待機水位を突破後、水位はさらに上昇を続け、同10時に氾濫注意水位、同10時30分に避難判断水位を突破。同時に大貫町左岸堤防で漏水を発見、刻々と報告される情報を電子メールや電話などホットラインで市など関係各機関へ伝達した。

 この間も水位は上昇を続け、同11時に氾濫危険水位を越え、2時間後に堤防が決壊したのをCCDカメラで確認。被害状況を確認した上、復旧方法を検討するなどして緊急対策を講じた。

 訓練には、同事務所と県延岡土木事務所、市、気象台など関係機関の職員が参加、情報伝達から復旧まで初動態勢に関わる作業を的確にこなした。

 演習を終え、川元壊二同事務所副所長は「延岡事務所管内では、平成17年の台風14号以降、大きな災害は発生しておらず、今年で12年が経過した。大規模災害を経験した職員が減少している中、この訓練を通じて災害発生時の行動確認、関係機関の連携を再確認することができた」と総括した。

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