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猿渡出身者集う−延岡市北方町

本紙掲載日:2017-11-06
2面
猿渡会の発足会に参加した皆さん

ふるさと忘れない

 延岡市北方町早上区にある猿渡(さわたり)集落出身者の集い「猿渡会」の発足会がこのほど、同市の松乃寿司であり、市内外から31人が訪れて交流を深めた。

 猿渡集落は旧北方町早上区の山間地域にある農村地帯。昭和40年代まで銅山でにぎわっていたが、半世紀の間に1軒、2軒と地元を離れ、現在は8戸23人のみ。それでも、月1回の集会や季節の祭りを行い、地域の伝統と絆を守り続けている。

 今年に入り、旧延岡市内などに住む出身者を中心に「〃ふるさと猿渡〃との縁を深め、懐かしい人たちと交流を図りたい」という話が持ち上がり、甲斐幹弘さん(65)、矢野けさ子さん(66)、戸高志保子さん(65)の3人が発起人となって、参加を呼び掛けた。

 この日は同集落以外の市内に住む23人と同集落の4人、熊本県と福岡県から各1人ずつの計31人が参加。けさ子さんは「初めてのことですが、懐かしい顔がいっぱいだと思います」。台風が接近中だったことに触れ「懐かしい話で台風を追い払いましょう」とあいさつした。

 幹弘さんは「ふるさと猿渡をいつまでも忘れないために会を企画しました。来年からはもっとたくさんの参加を募り盛大な会にしましょう。昔、一緒に遊んだ、仕事で汗を流したという懐かしい話に花を咲かせてください」と話した。

 福岡県大川市から訪れた甲斐悟さん(77)の音頭で乾杯。悟さんは十代でふるさとを離れ、家具職人として長年勤めたという。「60年ぶりに会う人もいて、顔と名前が一致しないが、涙が出るほどうれしい。よくぞこのような会を催してくれました。きょうは存分に語らいます」と目を細めていた。

 今後の会の在り方については「来年の開催時期はいつにするか」「時間帯は昼か夜か」など、後日、発起人などで検討することになった。

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