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日向市〜上椎葉、約1時間50分

本紙掲載日:2017-10-03
3面
テープカットする関係者(椎葉村役場前)
宇都宮宮崎運輸支局長から再編実施計画認定書を受け取る日向市の大石総合政策部長(左)

快速型ミニバス、運行開始−椎葉村で出発式

 沿線住民の利便性を図ろうと、日向市と上椎葉間を1時間50分余りで結ぶ快速型ミニバスの運行が10月3日から始まった。午前9時から椎葉村役場前で出発式が行われ、テープカットなどで運行を祝った。

 式には同村民や関係者約40人が参加。国土交通省九州運輸局宮崎運輸支局の宇都宮博文支局長が、日向市総合政策部の大石真一部長へ日向・東臼杵地域公共交通再編実施計画認定書を交付後、「利用者、運行事業者、自治体の3者が意見を交わし、再編計画の効果を発揮してほしい。事故のないよう安全運転をお願いしたい」と述べ、運行効果に期待を寄せた。

 主催者を代表して、椎葉村の黒木保鷲村長は「運行を機に、低迷する路線バスの活性化や圏域の豊かな自然、伝統文化、観光地をPRしたい」、運行事業者の宮交タクシー(本社宮崎市)の岩満浩代表取締役社長は、「より一層の安全運転で安全、安心、快適な運行を提供し、地域間の交流に貢献したい」とそれぞれあいさつした。

 続いて、同社運転手の松葉信一さん(64)が、「多くの乗客の皆さんに笑顔で安心して利用いただくため、サービス向上に努めるとともに、安全はすべてに優先するという原則を常に胸に刻み、安全運転を心掛けます」と安全運行宣言を行った。

 初日の役場前からの乗客は5人。那須武志さん(80)=同村大河内川の口=は、「延岡市内に長男と三男が住んでいるので、路線バスはよく利用します。運行時間は早いほどいいですね。日向市にも月1、2回遊びに行くので次も利用したい」と話した。

 快速型ミニバスは10人乗り(運転手含む)。運行するのは、イオンタウン日向―上椎葉間の約83キロ。現行路線バスは100近い停留所に止まるが、快速型ミニバスは同村役場や美郷町役場など主要11カ所の停車にとどめ、所要時間も現在の片道2時間30分以上が約40分間短縮される。運行は火・木曜日の週2回で1日1往復する。運賃は現行の路線バスと同額。

 同ミニバスの運行は乗車時間の短縮による高齢者などの乗車負担の軽減や、地域公共交通の活性化を図ることで輸送量が低迷する路線バス利用者の底上げなどが狙い。

 運行に合わせ、JR駅と接続する宮崎交通バスの列車の発着に合わせたダイヤの見直しや、各自治体が走らせるコミュニティーバスもより利用しやすいようダイヤを調整する予定。

 日向圏域の自治体(日向市、美郷町、諸塚村、椎葉村)などで構成する日向・東臼杵地域公共交通活性化協議会が、路線バスの存続および利便性の向上を目的に、昨年度から日向・東臼杵地域公共交通再編実施計画の策定を進め、先月22日付で国土交通省九州運輸局の認定を受けた。県内で初の認定で、九州管内では7番目。計画期間は2023年3月までの約5年間。

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