黒木金喜さん（日向市東郷町）総合優勝

本紙掲載日：2017-09-15

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（右から）正調中年優勝の黒木金喜さん、同青壮年優勝の川越やよいさん、同高寿年優勝の松尾典子さん、一般青壮年優勝の髙見春代さん、同高寿年優勝の那須和美さん

熱唱する総合優勝の黒木金喜さん（１０日、椎葉村開発センター）

（右から）少年少女低学年優勝の園田新さん、同高学年優勝の竹中優風さん＝いずれも提供写真＝

椎葉村「ひえつき節」日本一大会

◆小学生から９０歳の奈須和美さん（延岡）まで２３９人

　古くから椎葉村で歌い継がれる「ひえつき節」の第３１回日本一大会（大会長・椎葉晃充村長）は９月９、１０日、同村開発センターであり、正調中年の部を制した日向市東郷町の黒木金喜さん（６８）が総合優勝を果たした。正調、一般、少年少女の３部門計７クラスに２３９人が出場し、伸びやかな声を会場いっぱいに響かせた。同大会実行委員会（実行委員長・黒木忠ひえつき節保存会会長）主催。

　庭の山椒の木鳴る鈴かけて－－で始まる「ひえつき節」は、日本を代表する民謡として全国に知られている。山深い椎葉村の労働歌として、また平家の鶴富姫と源氏の那須大八郎の悲哀物語として伝承されている。

　大会には正調高寿年の部３６人、同中年の部３７人、同青壮年の部３１人、一般高寿年の部４６人、同青壮年の部５４人、少年少女低学年の部１８人、同高学年の部１７人が出場した。

　特別賞は、村外最年長者の奈須和美さん（９０）＝延岡市＝、村内最年長者の椎葉和恵さん（８７）＝椎葉村上椎葉＝ら４人に贈られた。

　各部門の１位と県北の入賞者は次の通り。

【正調・高寿年】
①松尾典子（高鍋町）③岩佐絹子（日向市）▽優秀賞＝酒井敏子（日向市）那須ヨシ子（椎葉村）尾前ミカエ（同）伊藤利行（延岡市）

【同・中年】
①黒木金喜（日向市）②椎葉勝美（同）▽優秀賞＝中田智保子（日向市）宮本マス子（椎葉村）椎葉キヨ子（同）

【同・青壮年】
①川越やよい（宮崎市）③舛田麻衣（日向市）▽優秀賞＝那須正彦（椎葉村）那須一聡（同）中瀬真知子（同）中瀬千寿（同）

【一般・高寿年】
①奈須和美（延岡市）②松田典子（門川町）▽優秀賞＝杉山文子（延岡市）那須シゲ子（椎葉村）

【同・青壮年】
①髙見春代（熊本県）③河内正二（日向市）

【少年少女・低学年】
①園田新（美郷町）②椎葉萌（椎葉村）▽優秀賞＝那須寧々（椎葉村）園田大智（美郷町）那須悠人（椎葉村）椎葉一桜李（同）椎葉花南（同）

【同・高学年】
①竹中優風（日向市）③椎葉悠生（椎葉村）▽優秀賞＝柏田瑠奈（日向市）椎葉来輝（椎葉村）寺地桜（日向市）