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浮かび上がる“明治の三筆”鳴鶴の書

本紙掲載日:2017-05-22
6面
亀井神社境内にある石碑の拓本取りの様子
日下部鳴鶴の見事な書が浮かび上がってきた
拓本取りを終えた山元さん(中央)たち

5月28日の亀井神社天神祭前に拓本取り

 延岡市天神小路の亀井神社(伊藤俊郁宮司)の天神祭が28日午前10時から行われる。宮崎大学准教授の山元宣宏さんが奉納講話を行い、延岡の教育振興に力を注いだ最後の藩主・内藤政挙公が亡くなって今月23日で90年となることから「内藤政挙公の時代の文字文化」の演題で話す。誰でも聴講できる。

 神事に続いて、山元さんが審査をした「亀井神社書道展」の表彰式。講話は午前10時30分ごろからある。山元さんは亀井神社境内にある石碑の調査・研究に平成23年から取り組んでおり、その成果を基に政挙公時代の文字文化について話す。

 山元さんは昭和51年、三重県生まれ。奈良教育大学卒。中国政府奨学金留学生として平成9〜11年に中央美術学院(中国画系書法班)留学。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。京都大学博士(人間・環境学)。第6回立命館白川静記念東洋文字文化賞など受賞。

 今回の講話で取り上げる石碑は、内藤家の〃中興の祖〃といわれる家長・元長の父子をたたえるもの。2人が関ケ原の戦いの前哨戦の伏見城攻防で亡くなり300年目の明治32(1899)年、政挙公が祭典を行った際に旧藩士らが資金を出し合って建てた。

 高さ2メートル15センチの巨大な石碑。使われている石は、延岡市北川町に産する「紅渓石(こうけいせき)」という美しい赤褐色の石で、きめが細かく、硯(すずり)石として理想の原石といわれている。

 碑の表には堂々とした隷書で「英霊気節厳霜烈日」、裏面には家長・元長の功績が見事な楷書で刻まれている。揮毫(きごう)した日下部鳴鶴(くさかべ・めいかく、本名・東作)は、近代書道の確立と普及に大きく貢献した。

 山元さんは、石碑についての研究成果を世界漢字学会や書道雑誌で発表するなど広く発信。宮崎県書道協会の機関誌「墨友」(平成24年4月号)には次のように書いている。

 「(揮毫した鳴鶴は)中林梧竹、巌谷一六と共に明治の三筆と呼ばれる近代書道の確立者の一人です。中国、特に六朝書の影響を受けた力強い筆跡が特徴です。この碑文の裏面も、日下部鳴鶴の力強い楷書の持ち味がよく出ています」

◆「内藤政挙公の時代の文字文化」−山元宣宏さん(宮崎大准教授)講話を奉納

 5月13日、山元さんは亀井神社で石碑の拓本取りを行った。宮崎市から同行したのは、書道用品店の甲斐吉朗さん、書を学んでいる西井行男さん、宮崎大学生の河野桃子さん、矢野ともえさん、口脇茜さん。

 6人は午前中、近くの家庭支援センター童夢館で書道体験講座を行った後、約4時間かけて「英霊気節厳霜烈日」碑の表と裏の両面の拓本を取った。

 文字の見事さに感銘を受けながら碑に取り付き、表面の汚れを落とした後に大きな和紙を貼り、霧吹きで湿らせて固定。その上から布を球状にした「タンポ」に墨を付け、紙の上からたたいた。

 甲斐さんと西井さんは「これほど大きく立派な拓本を取ったのは初めて」と話しながら118年前、旧延岡藩士たちが藩主の祖先への敬愛の念を刻んだ石碑の文字を一文字ずつ丁寧に浮かび上がらせていた。

 この日取った拓本は、5月28日の天神祭で披露、山元さんが解説する。

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