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津波だ!避難タワーへ

本紙掲載日:2017-05-22
3面
タワー屋上の避難スペースを目指し階段を上る住民
約290人を収容可能な永江避難タワー

完成後、初の訓練に300人以上−日向市永江区


 3月に完成した日向市日知屋永江区の永江避難タワーで21日、周辺の住民を対象にした津波避難訓練が行われた。初めての訓練とあって住民の関心は高く300人以上が参加。自宅からタワーまでの所要時間を計りながら避難経路を確認した。

 訓練は、震度7の南海トラフ巨大地震の発生を想定。大津波警報の発令を受け、住民は午前9時に自宅から一斉に、日向市旭化成グラウンド南側にあるタワーへの避難を開始した。

 タワー屋上の避難スペースに到着した参加者は、各班長らにかかった時間を報告。タワーのベンチに収納されているブランケットや簡易トイレなどの場所も確認した。

 地区には5月現在、649世帯1385人が暮らす。避難場所はタワー含め、日知屋東小や富島高など計4カ所あるという。青木重利区長は「四つの中でどこが一番近いか確認することが必要。各施設を活用した訓練を今後も続けたい」と話した。

 訓練は日向警察署と県防災士ネットワーク日向・東臼杵支部が開いた。同署の河野優史警備課長は「大きな揺れが3分以上続く時は津波の恐れがあるので、すぐに避難行動を取ってほしい。いつ起こるから分からないため、子どもしかいない時でも避難できるように地域で教えてほしい」と呼び掛けていた。

 日向市は南海トラフ巨大地震の発生で最悪の場合、津波などによる死者が県内最多の約1万5千人にも上るという。市は津波避難タワーなどの整備を5カ年計画で進めており、今年度は曽根区(日知屋)と切島山2区(財光寺)に避難タワー、同2区に避難山(人工の高台)を整備する。

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