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希少植物・クマガイソウ咲く

本紙掲載日:2017-05-02
1面
県の「天然記念物」に指定された自生地で開花したクマガイソウ(1日、高千穂町押方)

8日まで特別公開−高千穂押方

 希少植物のクマガイソウが、高千穂町押方の自生地でひっそりと花を開いている。高千穂森の会(興梠幸男会長、11人)は8日まで特別公開している。

 クマガイソウは、ラン科の多年草。県版レッドデータブックでは、近い将来に絶滅の危険性が高いとして絶滅危惧毅体爐吠類されている。

 30〜40センチほどの背丈の茎先に薄紫の脈がある袋状の花を付け、その名は平安時代末期−鎌倉時代初期の武将、熊谷直実が背負っていた武具「母衣(ほろ)」の形に似ていることに由来する。

 同町の自生地は、間伐や枝打ちなどによって適正に維持管理されており、今年2月に県指定の「天然記念物」に。県野生動植物の保護に関する条例に基づく「重要生息地」にもなっている。自生地としては「国内でも最大級」(興梠会長)で、管理の行き届いたスギ林に約6千株が自生している。

 今年は春先に寒い日が続いたため、例年より1週間ほど遅い先週末ごろから開花。1日現在、全体の4、5割ほどが咲いている。「花期は1週間から10日ほどと短いが、日がたつにつれて花はさらに丸みを帯び、脈の色も濃くなる」という。

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